OPPO Japanは、2024年に複数の製品を発売しています。
一時期は1年を通して発売したスマホの機種数が2モデルだった年もあった中、ことしはスマホだけでも計4機種が発売されるなど、新製品のラインナップが増加傾向に転じています。
2024年に日本市場で発表・発売されたOPPO製品をまとめました。
2024年に発売されたOPPO全6製品
2024年1月から12月までのあいだに、OPPO Japanから新たに発売されたスマートフォンは4機種、タブレットは1機種、その他IoT製品(今年はワイヤレスイヤホンのみ)は1機種でした。
人気シリーズの後継機「OPPO Reno11 A」
まずことし発表された製品の中で、もっとも人気のモデルと見られるのが「OPPO Reno11 A」です。
2019年から続くOPPO Reno Aシリーズの最新モデルで、前モデルのOPPO Reno9 Aから大きく変化を遂げた機種です。
とくに2世代ぶりに内蔵CPUが変更されたほか、新たに生成AIを用いたAI消しゴム機能が搭載され、充電速度も大幅に向上し0%から100%まで最短48分で給電することが可能になった点などが、注目ポイントとなっています。
発売日は2024年6月28日で、価格は4万8800円と、4シリーズ展開のOPPOスマホの中で真ん中のスタンダートモデルとなります。
機能性が向上した「OPPO A79 5G」
上記のReno Aシリーズの下位モデルにあたる、低価格シリーズのOPPO Aシリーズの機種は、2024年内に2台発売されました。
1台目として登場したのが「OPPO A79 5G」で、特徴は機能性が大きく拡張された点です。
過去シリーズの製品で長らく非対応であったFeliCa(モバイルSuicaなどのおサイフケータイ)機能と、マイナンバーカードをスマホに搭載する『スマホ用電子証明書』が利用できるようになったのが、最も大きな変化となっています。
これにより上記機能を理由にReno Aシリーズを購入・検討しているユーザーには、価格を抑えた選択肢が増えた形です。
ことし発売されたOPPOスマホの中では最も安価なモデルで、2月15日に発売され、価格は2万9800円となっています。
初の耐衝撃スマホ「OPPO A3 5G」
上述したように2024年には2台のAシリーズのスマートフォンが発売されていて、A79 5Gに次いで出た2台目が「OPPO A3 5G」です。
OPPO A79 5Gでシリーズで初めて対応した上記2つの機能をそのままに、落下などの衝撃に対する耐久性能を大きく向上させたモデルです。
外観は一般的なスマホに見えますが、本機種を使って板材に釘を打ち込んでも、ディスプレイが故障すること無く動作し続けるなど、見た目とは裏腹に耐衝撃スマホと言える強固なボディが大きな特徴です。
OPPO A79 5Gから若干値上がりしていて、12月12日発売、価格は3万3800円です。
3年ぶりの高性能モデル「OPPO Find X8」
オッポといえば上記のOPPO Reno AシリーズやAシリーズなど、比較的価格を抑えた製品が人気を博しています。
一方で国内外で高い性能と機能を有するいわゆる「ハイエンドモデル」にあたる機種も出しているのですが、日本では2021年以降発売されない状況が続いていました。
そうしたなか遂に沈黙を打ち破って、12月12日より実に3年ぶりとなる高価格帯モデルの「OPPO Find X8」の販売が開始されました。
カメラブランド「ハッセルブラッド」が開発に携わった高いカメラ性能が特徴のほか、OPPO AIを搭載し、利用者をアシストする機能を備えています。(日本では来年3月以降からサポート予定)
価格は最高額の13万8800円で、Find X8の販売開始に伴い、後述する本機種以外でも利用できるオッポ純正アクセサリーも発売されています。
画面サイズが特徴の「OPPO Pad Neo」
2022年に発売された廉価モデルのタブレット「OPPO Pad Air」の後継モデルに相当する『OPPO Pad Neo』が発売されました。
Pad Neoの特徴はディスプレイの画面比率で、Androidタブレットでは珍しいいわゆる「白銀比」(7:5)となっており、用紙で例えるとA5サイズと同等です。
この画面比率のため、とくにコミック本などの電子書籍での読書の用途に向いた製品になっています。このほか急速充電速度が向上しており、最大33Wでの給電に対応します。
12月12日発売、一方で価格は4万4800円と、OPPO Pad Airから若干値上がりしています。
ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Air3i」
2022年以来となる、完全独立型ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Air3 i」が発売されました。
OPPO A79 5Gと同じく2月15日に発売、価格は4,980円です。
ことしは発売されなかった製品も存在
一時期、1年間に発売するスマートフォンの機種数が低価格機種中心の2機種にとどまっていた時期と比較すると、今年は動きの大きかった年になったと感じます。
一方で、2024年に発売されなかった製品もあります。
まず昨年10月に3年ぶりに復活したRenoシリーズ(Reno Aシリーズとは異なります)の機種は、ことしは発売されませんでした。
Renoシリーズの現行モデルは「OPPO Reno 10 Pro 5G」ですが、すでに終売しているところがあります。
またスマートウォッチも2023年1月以来、新機種が登場しないままとなっており、最後の発売からまもなく二年を迎えます。
スマートウォッチの現行モデルは「OPPO Band 2」で、定期的に半額セールが実施されています。
ことしは特にスマートフォンの新機種が多く、ほか純正アクセサリー商品の取り揃えが強化されました。
多くがOPPO Find X8向けのものですが、ほかのAndroidスマートフォンやiPhoneでも利用できるものも販売されていて、2025年はこうした関連商品にも注力していくのかもしれません。
来年以降は、ラインナップのさらなる拡充と、上述の一部新機種が出ていないシリーズへの、新製品の投入も期待されます。
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情報元(Source) : OPPO公式サイト | オッポ