昨年12月から日本で販売されているOPPO製品の一部モデルにおいて「Android 15」(ColorOS 15)のバージョンアップが進められています。
通常ソフトウェア更新が完了すれば、つぎのOS更新まで大きな変更は行われないことが多いのですが、今回のColorOS 15(Android 15)ではアップデート完了後も、新しい機能が続々と追加されています。
バージョンアップした後も相次いで変更が行われる
去年末から開始されたAndroid 15(ColorOS 15)へのバージョンアップは、ことし3月まで相次いで実施されており、日本で販売されている機種では現在5機種で利用することができます。
基本的にOSアップデートの際に、新機能の追加などを始め各種変更が一斉に行われますが、ColorOS 15の場合は更新完了後も、さらなる機能の拡充など変更が行われています。
まずほぼ全ての機種に影響するものだと、「日本語には未対応」であった文章の作成に関するOPPO AIの機能が、先月29日頃より使えるようになりました。
これにより「メモ」アプリが大きく変化し、文章を元に文体を変更できるようになったほか、内容を短くまとめたり、逆により長くしたりなど、様々な文章を生成できるようになりました。
関連するものとしては「レコーダー」アプリにおいて、録音した内容を文字起こししたり、その内容を要約する機能も合わせて使えるようになっています。
これらの機能は、アップデートを行わずとも対応モデルであれば、一律で使用することが可能です。


相次ぐ追加機能は基本的に「アップデート」で利用可能に
上述のOPPO AIの機能はアップデートを行わずとも、ColorOS 15更新後のモデルであれば一部機種を除いて、特別な操作・設定なく利用できるようになりました。
一方で現在各機種に順次追加されている機能の殆どは、ColorOS 15対応機種においてアップデートに伴い対応する形となっています。
このため本項目で取り上げる機能には、使える機種とまだ対応していない機種が混合しています。
まずこれは限られたモデルのみの、特例的な措置の可能性もありますが、利用者からの希望の声が多く寄せられていたということで、「OPPO Find X8」においてシャッター音が小さくする変更が行われました。
もっとも完全な無音にはできず、他の機種にも波及していくかは不明ですが、今後の展開が期待されます。
ホーム画面まわりにに関する機能も進化が続いています。
複数のアプリを収納できるフォルダーの形を柔軟に変更できるようになり、カスタマイズ性が向上しました。
それだけでなく、タスク画面の表示形式を2種類から選べるようになっています。


また一部機種で、Appleのパソコンである「Macシリーズ」と、OPPOスマートフォンを接続して連携できる機能が新たに対応しました。
これによりOPPOからMacをリモートで操作したり、OPPOデバイスとMac間で写真・動画などの各種ファイルを直接転送できるようになりました。
利用にはMac側に専用アプリ「O+ Connect」のインストールが必要です。
非対応の機能が後に使えるようになったケースも
ColorOS 15になった後も新機能の追加が続いていますが、当初は非対応だった機能が、あとから対応した珍しいケースもあります。
例えば「OPPO Reno11 A」において、OSバージョンアップ直後はColorOS 15の目玉の新機能である『AI鮮明度強化』『AI反射除去』『AIぼけ除去』には当初対応していませんでした。
しかしアップデートが完了してから一定の期間が経過してから利用できるようになっています。
ColorOS 14(Android 14)時代から大きな変更が行われたColorOS 15(Android 15)ですが、今後多くのモデルでさらなる機能の拡充が進んでいくことになりそうです。
一方でColorOS 15対応モデルのうち『OPPO A3 5G』については、OPPO AIやReno11 Aが後から対応したAIエディターなど、目玉である機能の一部に非対応となっています。
このような状態である背景には、OPPO A3 5Gは現行モデルの中で最も安価な機種であるため、上位モデルであるReno11 Aとの差別化である可能性が考えられます。
OPPO Reno11 Aのように後から対応する形が取られるのか、今後の積極的な展開が期待されるところです。
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