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OPPOスマホの「偽物」がバージョンアップ。新しい模倣品がAmazonで販売される

Amazon.co.jpでは、OPPOをはじめとする各社のスマートフォンが取り扱われていますが、一方で特定のブランドの製品を模倣したとみられる、いわば偽物といえるスマホも存在しています。

OPPOスマホの1つである「OPPO Reno10 Pro 5G+」の模倣品も過去Amazonで販売されていたのですが、偽物側もバージョンアップを進めており、外観が本物へやや近づき、OPPOスマホの新しい模倣品がアマゾンで新たに出品されています。

 

AmazonでOPPO Reno10 Proの偽物の新型が販売中

Amazon.co.jpでは、少なくともことし4月頃まで、スマートフォン「OPPO Reno10 Pro 5G+」を模倣した、ノーブランドのAndroidスマートフォンが販売されていました。

OPPO Reno10シリーズは、+モデルは日本未発売ですが、通常モデルは国内でも販売されています。

機種名は『Reno10 Pro 5G+』で、オッポとは明記していないものの、その製品名からオッポを意図して作られたものとみられます。

アマゾンにおける価格は約9,000円で、8年前の格安スマートフォンに採用されていたCPUを搭載するなど、実態は2024年の日本では常用が厳しい低性能モデルでした。

過去販売されていたReno10 Pro 5G+の模倣品(写真右)

しかしOPPO Reno10 Pro 5G+の偽物は進化を遂げており、上述の偽物とは販売業者が異なるものの、新しい模倣品の販売が行われていることを確認しました。

Amazon.co.jpの販売ページには、機種名すら記述されておらず、単に「スマートフォン」という名前で売られています。

一方でその外観は、OPPO Reno10 Pro 5G+と類似しており、偽物の新型といっても差し支えないでしょう。

Amazonに新しく登場したReno10 Pro 5G+を模倣したスマートフォン

 

外観が本家に近づくなど偽物も「進化」

新しい模倣品は、単に商品名を差し替えたものではなく、本家の見た目により近づくなど、偽物なりに進化しています。

まずディスプレイを見ますと、4月の別業者が販売していた偽物は、画面の縁が太く、水滴型ノッチを備えるなど、4年ほど前のOPPOスマホのようなデザインでした。

一方新しい偽物は、本家Reno10 Pro 5Gと同じくパンチホール式の内カメラに変更されたほか、画面の縁も細くなったように見えます。

細くなったとはいえ、低価格スマホとしては平均的な太さで本物には及ばない

またホーム画面をみますと、オッポではAndroid 13(ColorOS 13)で追加された「拡大フォルダ」のような機能があることも確認できます。

商品画像には、大きなフォルダに電卓アプリ、カレンダーアプリ、時計アプリ、写真アプリが格納されています。

本物のOPPOの拡大フォルダ

カラーバリエーションは、以前の偽物と同じラインナップとなっており、本家には存在しないゴールドも引き続き用意されています。

価格は色によってことなっており、ゴールドとブラックが1万1497円パープルがやや高く1万2462円となっています。(2024年8月4日時点)

業者が異なりますが、以前Amazonで販売されていた古い偽物が9,000円台であったことを踏まえると値上がりしている形です。

本家には存在しないカラーバリエーションは引き続き存在



 

実性能は依然低いままか

こうした偽物のスマートフォンのスペックを確認すると、正しくない情報と正しい情報が混じって、スペック表が矛盾して記載されていることが多くあります。

この新しい偽物も例外ではありませんが、商品画像に映り込んでいるホーム画面から、性能は低いままであることを読み取ることが可能です。

ホーム画面に並ぶアプリを見ますと、Googleアシスタントアプリのアイコンに『Go』と書かれています。

電話アプリの上に「Go」と書かれたアイコンが確認できる

これはグーグルが、高性能なスマートフォンに手が届きにくい途上国を中心に性能がそれほど高い機種でなくとも、快適に利用できるように展開している「Goアプリ」と呼ばれるものです。

このアプリが標準搭載されていることを踏まえると、新型といえど今の日本のスマホ市場としては性能が低いものであることが推察できます。

Android Goアプリは性能が低い端末でも動くよう軽量化されている

スペックを確認すると、CPUには中国UNISOCの『SC7731E』を搭載すると記載しています。

SC7731Eは、安価なタブレットやスマートフォンに搭載されることの多いものであり、2024年現在では実性能は高いものとは言えません。

本物はCPUにSnpapdragon 8 gen 1を搭載している

このほかディスプレイサイズは6.53インチと、本家(6.7インチ)よりもやや小型となっており、当然ケースなどアクセサリーを共用できることはないものと考えられます。

通信は3Gまでしか利用できないとしており、現在国内の通信事業者で3Gが利用できるのは1社のみです。

多少進化を遂げた偽物でしたが、明確に変わったのは本物に近づいた筐体程度といえます。

また1万円に多少予算を足せば、価格相応の性能を持つ正規品のスマホが購入可能であり、あえて偽物を選ぶ必要性は高くありません。

 

関連記事 : OPPOスマホ「OPPO Reno 10 Pro」の偽物がAmazonで販売中

情報元(Source) 1 : Amazon.co.jp

情報元(Source) 2 : Get Ready to Unleash the Power of the Reno10 Pro+ with its Revolutionary Features | OPPO Global