ColorOS 15以降のバージョンを搭載するOPPOスマートフォンおよびタブレットにおいて、標準でインストールされている『メモ』アプリの機能性が大きく向上しました。
具体的には目玉機能である「OPPO AI」が日本語で利用できるようになっていて、文章の要約や補正などが行わえるようになっています。
メモアプリで「作文ツール」日本語でも利用できるように
3月29日頃から、Android 15のOPPO端末のメモアプリに搭載されている「メモ用のAIアシスタント」が日本語のテキストに対しても利用できるようになりました。
使い方はメモの入力画面で、左下にあるレインボーのボタンをタップすることで、メモ用のAIアシスタントを起動できます。
ここから後述する合わせて8つの機能を利用することができます。


OPPOスマートフォンには、機種によってOPPO純正のメモアプリの他に、グーグル製の「Keep メモ」アプリが内蔵されている製品があります。
メモ用のAIアシスタントが搭載されているのは、OPPO製のメモアプリのみであり、Google Keepでは使用できない点に留意が必要です。
メモ用AIアシスタントが持つ全機能一覧
OPPOの純正メモアプリに搭載されたメモ用のAIアシスタントで利用できる機能とその効果を解説します。
今回は下記のサンプル文章を元に、メモ用のAIアシスタントを利用して、テキストの生成を実行させています。
来週の予定がそろそろ決まるようなら教えてもらえると助かります。
こちらも他の予定と調整したいので、早めにわかるとありがたいです。
それから、前にお願いしていた資料について、余裕があるときに目を通してもらえればと思っています。
急ぎではないですが、今週中に確認できそうなら教えてください。
▽メモのAI機能①「フォーマット」
まず1つ目は「ブラッシュアップ」で、サンプル文章に対して同機能を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
「フォーマット」は、元の文章を内容を大きく変えず維持しながらも、より丁寧に読みやすい形に仕上げる機能です。
▽メモのAI機能②「クリーンアップ」
次に、サンプル文章に対して「クリーンアップ」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
「クリーンアップ」は、元の文章の要点を抑えながら不要な部分を削ぎ落として丁寧に仕上げる機能となっていて、必要な情報を残しつつ、しっかりとした文章にしたい場合に活用できます。
逆に必要最低限のポイントだけを伝えたい場合は、6つ目の機能であるの『短く』の方が適しているでしょう。
▽メモのAI機能③「ブラッシュアップ」
サンプル文章に対して、3つ目の機能「ブラッシュアップ」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
「ブラッシュアップ」は、元の文章の整え直し、より丁寧な言い回しに仕上げる機能です。
▽メモのAI機能④「書き続ける」
サンプル文章に対して、4つ目の機能である「書き続ける」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
AIが、元の文章の内容を汲み取って自然な流れで続きを推測して書き足してくれる機能となっており、「文章を書いてるけど先が思いつかない」といったシーンなどでも活用できます。
▽メモのAI機能⑤「詳しく」
サンプル文章に対して「詳しく」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
「詳しく」は、たとえ短文やざっくりとした内容であっても、元の文章から内容を膨らませて、必要な情報をより詳しい表現に仕上げてくれる機能です。
▽メモのAI機能⑥「短く」
サンプル文章に対して、5つ目の機能である「短く」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
伝えたい情報を絞りつつ、必要な情報を残して、余分な部分をカットしコンパクトにまとめる機能となっており、長文を短縮化して重要なポイントだけを伝えたい・知りたい場合などに活用できそうです。
一方で必要なポイントを抑えながらも、内容自体は丁寧な構成が望ましい場合は、前述した2つ目の機能である「クリーンアップ」のほうが向いているでしょう。
▽メモのAI機能⑦「フォーマル」
サンプル文章に対して、6つ目の「フォーマル」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
「フォーマル」は、元の文の内容はそのままに、中身を丁寧で礼儀正しい言い回しに整えてくれる機能です。
▽メモのAI機能⑧「カジュアル」
サンプル文章に対して「カジュアル」を使用して生成されたテキストが上記のものになります。
「カジュアル」は、固めの文体を、柔らかくほぐした言い回しに整え直す機能です。
例えば同じ内容のことを複数人に伝えたい場合に、親しい人物には「カジュアル」で、目上の人など礼儀が必要な人物に対しては、前述の「フォーマル」で仕上げるといった使い分けができます。
ColorOS 15であれば無料で利用が可能
日本語でも正式に利用できるようになった「メモ用のAIアシスタント」機能は、Android 15(ColorOS 15)を搭載するOPPO端末でサポートされています。
現時点では無料で利用することができ、日本国内で販売されているOPPO製品では、以下の機種とモデルで利用することが可能です。
- OPPO Find X8 : 全モデル
- OPPO A3 5G : SIMフリー版・ワイモバイル版
- OPPO Reno11 A : SIMフリー版・ワイモバイル版
- OPPO Reno 10 Pro 5G : SIMフリー版
- OPPO Pad 2 : 全モデル
また『OPPO A3 5G』は記事更新時点で、本機能を含みAIに関する機能には非対応となっています。
メモアプリの他にも、「AIリプライ」「AIライター」「AIスピーカー」「AIサマリー」など、これまで日本語には非対応だったOPPO AI各種機能が続々と利用できるようになっています。
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