スマホにワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどを使用する際に使われる「Bluetooth」、当然ながらOPPO製品にも搭載されています。
しかしOPPOのBluetoothの「標準設定」は他の製品とは違って特殊となっており、、他の機器に接続した後も、Bluetoothが届く範囲に機種名が公開され続ける仕様となっており、注意が必要です。
OPPOのBluetooth 標準設定では周りの「丸見え」仕様
Bluetoothの設定に注意する必要があるのは、Android 13(ColorOS 13)以前のバージョンを搭載するOPPOスマートフォンです。
これらの機種では、標準設定のまま使用していると、Bluetoothが有効になっている状態の間、接続状況などに関わらず周囲へ機種名が検出できる状態で公開され続ける仕様となっています。
他社のスマートフォンを見ると、スリープ時や他の機器に接続している状態では、機器名を表示しないよう自動で切り替える仕様になっているのが一般的です。
これを防ぐためには設定の変更が必要で、「設定」アプリを起動し、「Bluetooth」を開き、右上の「︙」をタップしたあと、『他のデバイスに表示』をオフにすることで、周囲の機器に表示されなくなります。
購入時の状態では基本的にオンになっているため、ワイヤレスイヤホンなどBluetoothを使うにあたって、周囲へ機種名を不必要に公開したくない場合は設定の変更が推奨されます。
Android 14(ColorOS 14)からは改善される
周囲に不必要に機種名を表示してしまう、このOPPO独特の仕様はAndroid 14(ColorOS 14)から改善されています。
なにもBluetooth機器を接続していない状態の場合は、スリープにすると数分で周囲の機器から非表示に自動で切り替わり検出できないように変更されました。
この変更に伴い「他のデバイスに表示」の設定は廃止され、他社のスマートフォンの仕様に近づくことになった形です。
Bluetoothの通信範囲は約10m前後とされており、マンションなど集合住宅だと、自身が保有していない機器が接続先として表示されることもあり、中には誤ってワイヤレススピーカーに接続されたという例も存在(当サイトを離れます)しています。
スマートフォンは基本的にペアリングを行う前に一度確認が行われるため、OPPOへ意図せず接続されることはないものの、OPPOでBluetooth機器を使用する場合は周囲に環境に応じて「他のデバイスに表示」をオフに切り替えるなど、仕様に留意しておきたいところです。
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情報元(Source) : 「天井から他人の音楽が流れる」スピーカー仕様にユーザー困惑 アイリスオーヤマ「ペアリング制御追加を検討」 - ITmedia NEWS