OPPOはこれまで数多くのスマートフォンを日本で販売していますが、昨年発売の「OPPO Reno11 A」において、不具合が立て続けに発生していました。
現在は一通り修正されているものの、多数の不具合が同一機種で相次いで起きることは、OPPOでは過去に例がなく、今後は安定して使えるかが焦点となりそうです。
OPPO Reno11 A 、発売直後から不具合に見舞われる
OPPO Reno11 Aにおいて、過去同一の問題が複数の利用者から報告された不具合は大きく分けて3つ存在しています。いずれも現在は修正されており、いまは問題なく使用が可能です。
実は本機種は販売開始直後から不具合が発覚しており、おサイフケータイ(FeliCa)が利用できなくなる問題が見つかりました。
発生条件などは不明ですが、万が一モバイルSuicaなどで公共交通機関えお利用している最中に発生してしまったら、改札から出ることができなくなるなど、生活に支障をきたしかねない可能性も含まれる不具合でした。
次に2024年9月にはソフトウェア更新後に、本機種の目玉機能である「AI消しゴム」を使うためのボタンが消失する問題が見つかりました。
ソフトウェア更新で改善されたほか、この問題については特定の操作手順を踏むことで、利用者側で事実上不具合を解消することが可能でした。
そして最も最近に起きたのは、2025年1月のAndroid 15・ColorOS 15へのバージョンアップ実施後、一部の動画配信アプリで、映像が再生できなくなるという物です。
この不具合は発生から1ヶ月あまりが経過したところで、ソフト更新で修正が行われましたが、そのアップデートでは上記の不具合のほか、他の問題も同時に修正することが記載されていました。
このようにOPPO Reno11 Aは、発売から半年ほどで、不具合が目立っていることが分かります。
Reno11 A以外でも小さいながら不具合の可能性
OPPO Reno11 Aだけでも、数々の不具合を抱えていましたが、幸いにも既に解消されており、また記事作成時点で新たな不具合に関する報告などもみられません。
一方で筆者が使用している最新モデルのスマートフォン「OPPO Find X8」(2024年12月発売)においても、一部Reno11 Aと共通する部分もある不具合の発生を確認しています。
まずReno11 Aで直近におきた一部サービスにおいて映像配信が視聴できない不具合ですが、Find X8でも報告と一致する症状が発生しました。
これについてはOPPO Reno11 Aユーザーが、家電比較サイトの「価格.com」で報告していた解消方法(再生を始めてから一定時間放置する)を試したところ、筆者のFind X8においては不具合が解消されました。
ただ今のところ、不具合の発生から本機種にソフトウェア更新は行われていないため、メーカーによる正式な対応を待ちたいところです。
また現在進行系で起きている問題として、単に筆者の環境によるものの可能性も否めませんが、カメラアプリでズーム(拡大)をした際に、カメラアプリがフリーズ・動作停止に陥る症状を度々確認しています。
上述のOPPO Reno11 Aの動画配信に関する不具合の修正された際には、カメラアプリの安定性を向上させる趣旨の説明もなされているため、Find X8のこの症状もアップデートで修正されることに期待したいところです。
今後バージョンアップも進む見通し 安定度を高められるか
OPPO Japanでは、今後もAndroid 15(ColorOS 15)のアップデート対象機種を拡大する見通しです。
ただし不安なのが「OPPO Reno11 A」における上記の前例で、特段Reno11 Aで問題が目立つという背景もあるものの、ほかの機種では同様の症状が起こらないようにできるかが焦点となりそうです。
バージョンアップが進むのは嬉しいですが、それに加えて今後ColorOSおよびOPPO製品の安定性の向上が期待されます。
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情報元(Source) : OPPO Reno11 A アップデート情報 - オッポ