OPPO Japanは、スマートフォン「OPPO Reno 10 Pro 5G」にAndroid 15(ColorOS 15)へのバージョンアップを開始しました。
OPPO Reno 10 Proとしては発売後2回目のOS更新となった一方で、今後利用者の多いキャリアモデル(ソフトバンク版)にもOSアップデートが行われるかが注目されます。
OPPO Reno 10 Pro「Android 15」への更新が公開
2023年10月発売のスマートフォン「OPPO Reno 10 Pro 5G」のSIMフリーモデルを対象に、2025年2月25日よりAndroid 15へのOSバージョンアップがはじまりました。
更新ファイルの容量は約3.29GBとなっており、アップデート後のビルド番号は『CPH2541_15.0.0.401(EX01)』となります。
アップデートに伴う主な変更内容は次のとおりです。(要約しています)
1. デザイン & UIの改善• アニメーション強化:スクロールやトランジションがスムーズに。• Fluxテーマ:高品質なテーマや壁紙のカスタマイズが可能に。• アイコンデザイン刷新:より鮮明で統一感のある見た目に。2. AI機能の強化• 写真編集:ぼやけた写真の補正、ガラスの反射除去。• ドキュメント管理:AIが要点を要約&翻訳、文章の自動補正も可能。• メモ機能:情報を整理し、AIで文章を改善。3. 操作性 & マルチタスク向上• フローティングウィンドウ:通知バナーから簡単に開閉可能。• 通知 & クイック設定の改良:左右スワイプで素早く切り替え。• マルチタスク最適化:最近のアプリをよりスムーズに切り替え可能。4. バッテリー & セキュリティ強化• 充電管理:「80%充電制限」機能でバッテリー寿命を延ばす。• セキュリティ向上:決済時のリスク検出や、悪意あるアプリの動作をブロック。5. iOSとの互換性向上• OPPO Share:iOSデバイスとのファイル転送に対応。• Livephoto共有:iOSデバイスと簡単にライブフォトをシェア可能。


キャリアモデルには配信される?
OPPO Reno 10 Pro 5Gは発売直後から、ソフトバンク版を特別な条件等無しで5万円引きで購入できる大幅な割り引きセールが実施されていました。
このため本機種の利用者の多くがソフトバンク向けモデルを使用しているものと考えられます。
現在Android 15へのバージョンアップが実施されているのはSIMフリー版のみで、ソフトバンク版にもOS更新の有無が気がかりなところです。
本機種の定価は8万円台の高価格モデルであるため、2回目となるOS更新の実施が期待されますが、ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」向けモデルのOPPO端末には、「OPPO Reno7 A」という機種において1度しかOS更新が行われていない前例があります。
このOPPO Reno7 Aには、SIMフリーモデルにはAndroid 11からAndroid 12へのOS更新が実施され、その後Android 13までのバージョンアップが行われています。
一方でワイモバイルを含む一部の通信事業者向けモデルにおいては、Android 13へのOS更新を提供しておらず、今なおAndroid 12止まりとなっています。
もっともReno7 Aと今回のReno 10 Pro 5Gとは販売価格が4万円以上異なるため、ソフトウェア更新実施に期待したいところですが、このような前例があることを踏まえると、不安感も残るところです。
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