OPPO Reno11 Aには、オッポが販売するSIMフリーモデルに加えて、Y!mobileから販売されているワイモバイル版(型番 : A401OP)が存在しています。
ワイモバイル版OPPOスマホでは、同じ機種であってもSIMフリーモデルとはいくつか仕様が異なる部分があります。
このページでは、OPPO Reno11 Aワイモバイル版における「違い」を解説しています。
OPPO Reno11 Aの「ワイモバイル版」における相違点
OPPO Reno9 A以前のモデルでは、SIMフリー版(オープンマーケットモデル)とワイモバイル版のモデルにおいて、多くの違いが存在していました。
しかしOPPO Reno11 Aにおいては、そうしたモデル差が無くなりつつあり、違いも少なくなっています。
SIMフリーモデルとワイモバイルモデル(型番 : A401OP)の違いは次のとおりです。
内蔵されている標準アプリ
OPPO Reno11 AにはGoogle純正アプリのほか、OPPO純正アプリが複数内蔵されています。
ワイモバイル版では、一部のアプリが搭載されておらず非対応となっています。
代表的なものとしては、オッポのアプリストア『App Market』やブラウザアプリ『Internet』などが挙げられます。
またワイモバイル版OPPOでは、Y!mobile利用者向けのアプリが複数プリインストールされており、多くがアンインストールできないようになっています。
ソフトウェア更新の実施時期
OPPOは、各スマートフォンへ定期的なソフトウェア更新を実施しています。
一方でOPPO・ワイモバイルに限らず、携帯電話会社から販売されている通信事業者モデルのAndroidスマートフォンは、調整などの関係で、SIMフリーモデルから遅れて配信が行われる傾向があります。
直近の更新で見ますと、SIMフリーモデルに配信が開始したのが7月22日で、ワイモバイル版は8日後の7月30日に配信が行われています。
このほかOPPO Reno7 Aのワイモバイル版では、SIMフリーモデルにAndroid 13(ColorOS 13)のバージョンが実施されてから、1年が経過した現在もAndroid 12止まりとなっています。
OPPO Reno11 Aのワイモバイル版でもOS更新が大きく遅れる可能性は否定できないところです。
販売価格
OPPO Reno11 AのSIMフリーモデルの、OPPO公式オンラインショップにおける取り扱い価格は4万8800円となっています。
一方ワイモバイル版は1万円近く安価となっていて、定価は3万9600円となっています。
ワイモバイルが実施するキャンペーンによっては、より安く購入できる場合もあります。
ほかワイモバイルとは契約せずOPPO Reno11 Aの端末単体のみを購入したいという場合、フリマサイトなどではワイモバイル版Reno11 Aが、新品未使用品が3万円台後半から4万円台前半で取引されています。
モデルを問わず価格を重視して端末単体で購入したいユーザーには、ワイモバイル版が有力な選択肢となるでしょう。
OPPOの有料保証に加入できない
OPPO Japanでは、SIMフリーモデルを対象に、各機種に故障時などに端末を新品に交換など保証を受けることができる、有料サービス『O Care』(旧称 : OPPO Care)を提供しています。
O Careは、ワイモバイル版を含む通信事業者モデルはサービス対象外となっています。
このため保証をかけたい場合、O Care以外の保証サービスへ加入を検討する必要があります。
デュアルSIMや付属品の違いはReno11 Aで共通化
OPPO Reno11 Aのワイモバイル版における主な違いは、先述の標準アプリ・ソフトウェア更新・端末価格などが挙げられます。
一方で従来のモデルでかつて存在した違いは、どう変更されたのでしょうか?
まず従来大きな違いであった物理SIMカードが1枚しか使えない制約は、Reno11 Aではついにワイモバイル版でも2枚の物理SIMカードが利用できるようになったことで、無くなりました。
OPPO Reno7 A以降、ワイモバイル版のOPPOスマホに限り付属のクリアケースが同梱されなくなっていました。
OPPO Reno11 Aでは、SIMフリー版を含めた全てのモデルでクリアケースの付属が廃止される運びとなり、SIMカードに続き仕様が統一されることになった形です。
クリアケースの廃止については、利用者にとってデメリットとなりますが、SIMカードスロットの削減がなくなるなど、こうした仕様の共通化が進んでいるのは嬉しいところです。
一方で先述の通り、ワイモバイル版OPPOの一部機種では、Androidバージョンアップの実施が大幅に遅れているなど、今後モデル差が生じる懸念点もあります。
オッポおよびワイモバイルには、Y!mobileモデル利用者とSIMフリーモデルの利用者との間に大きな差が生じないよう、今後の対応が期待されます。
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