6月に発売されたスマートフォン「OPPO Reno11 A」に不具合が発生している可能性があることが、複数の利用者からの報告で判明しました。
不具合の内容は、 Reno11 Aの目玉機能である『AI消しゴム』が、ソフトウェア更新後に使用できなくなったというものです。
OPPO Reno11 Aを巡っては、発売直後にも不具合の報告が相次いでおり、今後のオッポ側の対応が待たれます。
利用者が書き込み報告「Reno11 A」で不具合
スマートフォンをはじめとする、各種家電製品の情報共有サイト「価格.com」で、OPPO Reno11 Aユーザーらから不具合の可能性がある事象が起きていると報告が複数書き込まれています。
内容はソフトウェア・アップデート適用後に、本機種の目玉機能である「AI消しゴム」が利用できなくなったというもので、実際に同機能を使用する際に表示されるボタンがないことを示すスクリーンショットも投稿されています。
「AI消しゴム」は、OPPO Reno11 Aで新しく搭載された生成AIを活用した自動編集機能で、他社のスマートフォンの特徴的なCMで知られているいわゆる『消しゴムマジック』に当たる機能です。
書き込みを行ったOPPO Reno11 Aユーザーが、オッポに問い合わせしたところ、「現状他のお客様からも複数同事象をお伺いしている状況でして、担当部署にて調査を行っております」と返答が来たことを明らかにしています。
このことから個体の問題ではなく、不特定多数のモデルで不具合が確認されていることが伺えます。
OPPO Japanは9月2日にOPPO Reno11 AのSIMフリーモデルにソフトウェア更新を公開しており、このアップデートがトリガーになった可能性が高いと考えられます。
発売直後にも別の不具合報告があった
OPPO Reno11 Aで、不具合の報告が複数投稿されるのは、今回が初めてのことはでは無く、同機種の発売直後には、AI消しゴムとは異なる別の不具合が起きていました。
以前一部の購入者から複数の不具合報告があったのは、おサイフケータイ機能がエラーが出て正常に利用できないというもので、発売から3日後の6月30日より配信されたソフトウェア更新で改善されたことも利用者からの報告で判明しています。
このとき短期間で改善されるに至った背景としては、元々オッポ側が7月に新機能を追加するソフトウェアアップデートを行う予定であったため、長期化すること無く機能の実装とともに早期解決することになりました。
一方でOPPO Reno11 Aのアップデート配信状況を見ますと、、1ヶ月から2ヶ月程度ごとにソフト更新が実施されている状況です。
このため不具合の修正のみを目的としたソフト更新が行われない限り、解決は早くとも10月以降になる可能性も考えられます。
歴代機種 不具合解決までどれくらい掛かった?
OPPOスマートフォンでは、特定のシリーズの機種に限らず、過去にも不具合が起きたことが複数回ありました。
Reno11 Aから数えて3世代前の「OPPO Reno5 A」(2021年発売)では、発売後SIMフリーモデルの一部個体で「eSIM」の設定が表示されず利用できない不具合が確認され、発売から8日後に、不具合を修正するソフトウェア更新が実施され解決に至りました。
早期対応された前例もある一方で「OPPO Reno A」(2019年発売)では、ソフトウェア更新後にホーム画面にオッポ純正以外のウィジェットが配置できなくなるという不具合が発生し、問題の発生から修正まで、およそ3週間ほどを要しています。
OPPO Reno11 Aとしては2度目の不具合の可能性のある、AI消しゴムが使えないという症状。
オッポの公式ホームページなどでは「AI消しゴム」を目玉機能として大々的にアピールしています。
OPPO Japanの担当部署ではすでに調査が開始されているということで、今後のオッポの早期対応に期待したいところです。
【2024年9月14日追記】不具合の改善方法が判明しました。
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情報元(Source) 1 : 価格.com - 『AI消しゴムが無くなってしまった』 OPPO Reno11 A SIMフリー のクチコミ掲示板
情報元(Source) 2 : 「OPPO Reno5 A」におけるeSIMのメニューが表示されない事象について | オッポ
情報元(Source) 3 : @OPPOJapan - X(旧Twitter)
情報元(Source) 4 : 「OPPO Reno A」アップデートでウィジェットが消える不具合が発生【更新】 - GeekDays