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OPPO Reno11 A レビュー。新しく「生成AI」機能を初めて搭載

2024年モデルのOPPOスマートフォン「OPPO Reno11 A」をレビューします。

本機種では国内モデルのオッポ製品で初めて『生成AI』を搭載しており、端末の性能自体が前モデルから向上したほか、新たにAIを用いた消しゴムマジックのような機能が利用できるようになっているのが特徴です。

 

外観 : Reno Aシリーズ最大のサイズアップ

それではまずスマートフォンの外観をみていきます。今回購入したのはコーラルパープル、OPPO公式 楽天市場店で4万8800円で購入しました。

仕上がりはコーラルパープルとダークグリーンで大きく異なっており、パープルの触り心地はツルツルとしています。

もう一方のダークグリーンでは、前機種OPPO Reno9 Aと同様背面にはOPPO Glowと呼ばれる特殊な加工が施されており、サラサラとした手触りとなっています。

前機種では背面素材にガラスが採用されていましたが、Reno11 Aでは両色とも樹脂素材に変更されています。

OPPO Reno11 Aではカラーにより仕上がりが異なる

まず前機種と並べて分かるのは、サイズアップであり、OPPO Reno9 Aよりも大型化しています。

左 : Reno11 A 右 : Reno9 A

ディスプレイは6.7インチと、過去6.5インチ以下であった歴代シリーズと比べると、シリーズでも最も大きいディスプレイとなりました。

一方で前機種と比べ画面専用率が高くなっていて、画面下部の「アゴ」と呼ばれていたスペースが縮小しています。

画面下部の縁の比較 細いほうがReno11 A

このため画面のサイズがあがったのとは対照に、手に持った感触の差は前機種とさほど変わらないような印象を受けます。

音量ボタンはスマートフォン画面側から見て、端末の右側面に移動しました。

Reno Aシリーズでボタンの配置が変更されるのは、Reno11 Aが初めてです。

またイヤホンジャックは利用者数の減少から廃止されています。

重量は約177gで、全体的に大型化されたものの、前機種Reno9 A(183g)から軽量化しました。

 

スペック : 2年ぶりにCPUが進化 性能確実に向上

続いて「OPPO Reno11 A」のスペックをみていきます。スマートフォンん脳とも称されるCPUには台湾MediaTek製の「Dimensity 7050」が搭載されています。

OPPO Reno Aシリーズとしては、2年ぶりにCPUが変更された形となります。

RAMメモリ(内蔵ストレージ容量とは別)は8GBと、前機種から引き継がれています。

スマートデバイスのスペックを計測して点数を示すベンチマークアプリ「Antutu BenchMark」での 計測結果は586,826点でした。

左からOPPO Reno11 A、OPPO Reno9 A、Google Pixel 7a

価格帯が異なるため単純には比較できませんが、参考にPixel 7aのスコアも掲載しています。

OPPO Reno9 Aとは136,739点差で、先代の機種から着実にスペックアップを遂げています。

このスコアがでるスマートフォンではLINEなど各種SNSの閲覧や利用など、高い処理性能を必要としないアプリであれば、引っ掛かりなどなくスムーズに使える水準です。

パズルゲームなど一定程度の性能があればいいアプリは軽快に動作

高い処理性能を要求する3Dゲームも、アプリや設定次第ではプレイできる程度に動作します。

人気3Dゲーム「原神」のデフォルト画質設定は『最低』

また2年前に発売された「OPPO Reno7 A」からは購入後のサクサク感が3年間続くという『システム劣化防止機能』が搭載されるようになりました。

OPPO Reno11 Aにおいても同機能は引き継がれていますが、本機種ではその期間が4年と1年長くなっており長寿命化しているも、大きなポイントの1つでしょう。

 

新機能 : 生成AIが新たに搭載

OPPO Reno11 Aの最大の進化ポイントは、新たに生成AI用いた新機能に対応したことです。

目玉は「AI消しゴム」という機能で、写真内の映り込んだ被写体を自然に消去することができます。

左が消したい箇所を囲う様子 右が消去後の写真

いわゆるGoogle「消しゴムマジック」と同じ機能ですが、違いとしては利用できる回数が挙げられます。

グーグルの消しゴムマジックは、Google Oneに加入していない無料ユーザーの場合、1ヶ月に保存できる消しゴム写真は10枚とされています。

一方でOPPO Reno11 AのAI消しゴムは、記事作成時点でそうした制約は設けられておらず、気軽に利用できるのが強みです。

 

バッテリー : 2020年以来4年ぶりに充電速度が向上

OPPO Reno Aシリーズにおいては、2020年に発売され最大18Wの急速充電に対応した『OPPO Reno3 A』以来、急速充電機能がアップされることがありませんでした。

OPPO Reno11 Aでは、4年ぶりに急速充電機能が変更され67Wまで対応することになったほか、内蔵バッテリーも大容量化されており、シリーズ最大の5000mAhとなりました。

製品ページによりますと、最速48分で0%の状態から100%まで満充電することが可能だとしています。

一方で留意点として、OPPO Reno11 Aには充電器一式が付属せず、充電機能を最大限まで引き出すには、別売りのオッポ純正充電器(7,920円)を用意する必要があります。

なおUSB Type-Cの充電器を保有している場合は、それをそのまま使うことも可能であるため、自信の生活習慣の中と考えて、どれほどの速さが必要か検討したいところです。

それほど早くなくとも十分であれば、USB-Cケーブルと合わせて計3,780円で購入できる安価な純正高速充電機(最大33W対応)も用意されています。

OPPO Japanでは2種類の電源アダプターを販売している

 

カメラ : 2世代ぶり性能向上 廃止された機能復活

OPPO Reno Aシリーズは、2世代前の「OPPO Reno7 A」で、その前のOPPO Reno5 Aから、カメラ機能のスペックダウンがみられました。

具体的に例を上げますと、メインカメラの画素数が4800万画素に下がり、4K画質での動画撮影など一部機能が廃止された経緯があります。

今回のOPPO Reno11 Aでは、カメラ性能の底上げがされ、廃止された機能の一部が復活を果たしました。

以下OPPO Reno11 Aで、特別な設定・調整はせずに撮影した写真の作例となります。

以下暗所(夜間)撮影の比較です。左は標準モードで撮影しており、右は夜景モードを使用しています。

標準モード(左)では『PLAZA』という看板の色合いなど、全体的にやや薄い仕上がりですが、夜景モードでは全体的に肉眼で見たものと近く捉えることができています。

続いてズーム性能をみます。前機種OPPO Reno9 Aの最大倍率は6倍までとなっていて、全体的にReno11 Aの方がしっかり描写できている印象を受けます。

拡大してみますと、Reno9 Aではレンガ調の壁が塗りつぶされてしまっていますが、Reno11 Aではレンガの線まで視認することが可能です。

左 : Reno11 A 右 : Reno9 A(旧機種)

またOPPO Reno11 Aでは、最大10倍までズームができるようになりました。

10倍までズームして撮影

以下ほかのスマートフォン、前モデル「OPPO Reno9 A」と価格の近い「Google Pixel 7a」との比較です。

日中の屋外 左からReno11 A / Reno9 A / Pixel 7a
夜間の屋外 左からReno11 A / Reno9 A / Pixel 7a 夜景モード使用

 

全体的にしっかり進化 別モデルも選択できる

「OPPO Reno11 A」をご紹介しました。価格は4万8800円と、Reno Aシリーズとしては最高額のモデルとなっていますが、前モデルに続き5万円を下回る値付けとなっています。

前モデルは大きな進化が見られなかったのとは対照的に、Reno11 Aではしっかり各種底上げが行われているため、Reno9 A以前のモデルおよびAシリーズの機種からの乗り換えでは、概ねスペックアップが見込めるでしょう。

ただし防水機能に限ってIP68からIP65に下げられているため、同機能を重視するユーザーは、価格の近い他モデルも検討したいところです。

しっかり進化した一方で、毎年Reno Aシリーズは値上がりしている状況にあります。

予算を抑えたいユーザーは、約2万円安い「OPPO A79 5G」(2万9800円)も候補に入りそうです。

かつてAシリーズの機種は、Reno Aシリーズとは異なり「おサイフケータイ」(FeliCa)に対応しておらず、モバイルSuicaなど一部電子マネーが使えないのが弱点でしたが、このOPPO A79 5Gからは利用できるようになっています。

このため今ではReno Aシリーズ以外にも選択肢が増えている形で、Reno11 Aは機能と性能をより重視したモデルとなっています。

OPPO Reno11 A(左)とOPPO A79 5G(右)

 

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