「OPPO Reno5 A」などワイモバイルで販売されているOPPOスマホには、通常のSIMフリー版とは異なる、Y!mobileで発売されているワイモバイル版が存在しています。
このワイモバイル版では、SIMフリーモデルと比べると各種機能など仕様に相違する点があるほか、同じ機種でも販売価格の設定にまで違いがあります。
ワイモバイル版は標準搭載の内蔵アプリが多め
まずSIMロックフリーモデルとワイモバイルで販売されるY!mobile版において、まず目につく違いとしては、プリインストールアプリの多さが挙げられます。
SIMフリー版では、OPPOとGoogleの純正アプリを中心に構成されています。
対してワイモバイル版では、上記のアプリケーションに加え、ワイモバイル・ソフトバンク製の『キャリアアプリ』やヤフー系のアプリが複数個プリインストールされています。
このうちワイモバイル版OPPOスマートフォンに内蔵されているアプリの中には、アンインストール(削除)できないものもあります。
ワイモバイルモデルのOPPOのみ初期搭載されているアプリで、削除もしくは無効化できるものは次のとおりです。(2023年11月時点 Reno5 Aで確認)
- FR SQUARE
- VR SQUARE
- 5G LAB
- かんたん設定(無効化可能)
- かんたん設定コア(無効化可能)
- 災害用伝言板(無効化可能)
- PayPay(無効化可能)
- Y!かんたんバックアップ(無効化可能)
- Yahoo!(無効化可能)
「SIM」の仕様が違う
続いて端末の仕様としての違いは、SIMカードの機能に関するものです。
SIMフリー版では2つのSIMカードが利用可能な他、OPPO Reno5 A以降からは新たに「eSIM」にも対応し、SIMフリースマホとして使える幅が広がりました。
一方でワイモバイル版で利用できる物理SIMカードは1枚のみとなっています。
eSIMについては「OPPO Reno5 A」では、同じワイモバイル版でも使える個体と使えない個体との2種類が存在しています。
2021年6月に発売された旧型(型番がA101OPのモデル)では機能が削除されています。
2022年6月に発売されたeSIM対応の新型Reno5 A(型番がA103OPのモデル)では、eSIMが利用できるようになっています。
eSIMについては、OPPO Reno7 A以降の機種からはモデル関係なく利用できるよう改善されています。
こうしたSIMカード関連の機能変更については、ワイモバイルでのみの利用を想定している為、このようなカスタマイズが施されているのだと推測されます。
ワイモバイルに限らず、一部機種を除き、通信事業者モデルにはメーカー問わずこのような変更が多く施されています。
一方でSIMカードを1枚しか利用しないユーザーにとっては特に気にならないポイントであると言えます。
「ワイモバイル版」は価格の低くく入手しやすい
このように端末内部の仕様を中心として相違点のあるワイモバイル版とSIMフリー版ですが、最も購買に影響する可能性が高いのは価格設定でしょう。
まず通常のSIMフリー版「OPPO Reno9 A」の定価は4万6800円(税込み)と4万円台後半となっています。
対するY!mobileのReno9 Aは税込み4万1800円と4万円代前半に抑えられています。
またワイモバイル版OPPOスマートフォンは、最新モデルであっても、メルカリなどといった市場においては、新品未使用品が3万円を下回る値段で売買されており、購入ルート次第で非常に安価に入手する事が入手することができてしまうのも強みです。
もちろん安い分、先述したような仕様の違いがあり、それが許容できるかできないかで、ワイモバイル・SIMフリー版のどちらかを選択するかの分かれ道となりそうです。
値段で考えるならワイモバイル版、一方でSIMの機能性を重視するのであればあればSIMフリーモデルを選ぶことになりそうですね。
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