OPPOスマートフォンには、2022年以降に発売された機種には一部モデルを除き『システム劣化防止機能』が搭載されるようになりました。
これはスマートフォンを使い続けていく中で、徐々に蓄積する不要なファイルにより動作が遅くなることを目的にしたものです。
「長く使える」ことを指標に掲げたこの機能ですが、同じ機能でも機種にって「効力」が異なっており、機種選びにも影響しそうです。
機種により劣化防止機能の効力期間に違い
OPPOスマートフォンに搭載されているシステム劣化防止機能は、購入後永続するものではなく、会社は一定のあいだシステムの劣化率を5%以下に抑えるものであるとしています。
今年発売のモデルでみますと、「OPPO Reno11 A」(4万8800円)ではシステム劣化防止機能について、4年間の劣化率を5%以下に留めるとしています。
前モデルの「OPPO Reno9 A」では3年間であったため、先代機種よりも長期的な使用が見込めるようになっていることがわかります。
一方で「OPPO A79 5G」(2万9800円)になると1年縮んで、劣化防止機能でサクサクが持続する(劣化率を5%以下に留める)のは3年間であるとしています。
両機種の価格差はおよそ2万円であり、スマートフォンのスペックのみならず、こうした機能の部分にも価格の差が反映されている形です。
ユーザーとしては、OPPOを選ぶ際には、1年多くサクサク感が続くことに対して、価格差に価値を見いだせるかがポイントとなりそうです。
劣化防止機能 各モデルの効力期間は
オッポでは「OPPO A77」を除き、2022年以降に発売したスマートフォン全機種にシステム劣化防止機能を備え付けています。
システム劣化防止機能を搭載している機種と、各モデルの購入後劣化率を5%以内に抑える効力の期間はつぎのとおりです。
- OPPO Reno11 A : 4年間
- OPPO A79 5G : 3年間
- OPPO Reno 10 Pro 5G : 4年間
- OPPO Reno9 A : 3年間
- OPPO A77 : 非搭載
- OPPO Reno7 A : 3年間
2023年までOPPO Reno Aシリーズでの5%以内に抑える効力は3年間でしたが、OPPO Reno11 Aでは「トリニティエンジン」と呼ばれる機能の導入で4年間サクサク感が続くと説明されています。
ただし効力が3年間である「OPPO A79 5G」にも同機能が搭載されているため、このトリニティエンジン機能があっても劣化を抑える効力は機種によって異なることが分かります。
標準搭載されている「フォンマネージャー」アプリからは、Reno11 Aのみ48ヶ月間サクサク感が続くことを試験を受けたうえで認証を受けている旨が表示されています。
予算などスマホを選ぶ要因は数多くありますが、長期的な使用が見込まれる場合は、性能や機能と同時にシステム劣化防止機能の期間にも注目したいところです。
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