2月15日発売の「OPPO A79 5G」は、SIMフリーモデルだけでなく、Y!mobileから販売される通信事業者向けのワイモバイル版が存在します。
過去ワイモバイルから発売されたOPPOスマートフォンには、SIMフリーモデルとの違いがあり、OPPO A79 5Gでも他機種と同じくいくつかの相違点がみられます。
ワイモバイル版A79 5GはSIMスロットが1つ削減
まずスマートフォンの機能面においての大きな変更点として、OPPO A79 5Gに限らず、ワイモバイル向けモデルでは、SIMカードスロットの削減が行われている所が挙げられます。
SIMフリーモデルでは最大2枚の物理型SIMカードを利用することができますが、ワイモバイル版では1枚しか利用できないよう仕様が変更されています。
一方で端末一体型のSIMカード「eSIM」は、ワイモバイルモデルでも利用することが可能です。
このためOPPO A79 5G上で複数の通信キャリアを利用する場合、どちらか片方がeSIMである必要があります。
ワイモバイル系のアプリが標準搭載 一部は削除不可
SIMフリーモデルのOPPOの内蔵アプリは、OPPO純正ソフトとGoogle公式アプリに、アンインストール可能なゲームアプリや動画配信アプリなどが搭載されています。
一方でワイモバイルで販売されているスマートフォンは、これらに加えてYahoo!やソフトバンク系列のアプリが標準搭載されています。
一部アンインストールできるものもありますが、削除できないアプリも多くあります。
ワイモバイル版OPPOスマホに初期状態から内蔵されている、通信事業者系列のアプリは次のとおりです。
なおOPPO A79 5Gでは内容や仕様が若干異なる可能性があります。
- あんしんフィルター(削除不可)
- かんたん設定(削除不可)
- Yahoo!(削除不可)
- Y!mobileメール(削除不可)
- PayPay(削除不可)
- AR SQURE
- FR SQURE
- VR SQURE
- 5G LAB
- 緊急速報メール(削除不可)
- 災害用用伝言板(削除不可)
ソフト更新の実施時期に差が生じる可能性
ワイモバイル版OPPO A79 5Gでは、OSアップデートなどソフトウェア更新が直ちに配信されない可能性があります。
キャリア・メーカー問わず、通信事業者モデルのAndroidスマートフォンは、SIMフリーモデルと比較して、アップデートが遅れて配信される傾向にあります。
例として、ワイモバイルでも発売された「OPPO Reno7 A」は、SIMフリーモデルを対象に2023年5月にAndroid 13(ColorOS 13)へのバージョンアップが行われました。
一方でワイモバイル版Reno7 Aは、配信開始から9ヶ月が経過した2024年2月10日時点で、今なおアップデートが行われていない状況にあります。
ここまで期間が空くのは異例ですが、仮にOPPO A79 5GにAndroid 14(ColorOS 14)へのバージョンアップが実施される運びとなっても、ワイモバイル版への数週間から数ヶ月後になる可能性があります。
SIMフリーモデルより7,800円低い価格設定
SIMカードの一部機能が削減されているほか、削除できないアプリがあり、ソフトウェア更新の実施時期に差が予想されるなど、利用者にとってはデメリットになる違いが見られます。
一方でワイモバイル版の強みは価格設定で、SIMフリーモデル(2万9800円)と比べ、Y!mobileモデルは7,804円安い2万1996円で販売されます。
またワイモバイルではOPPO A79 5Gの発売日より大幅な割り引きを実施します。
特定の条件を満たした上で、他社の携帯電話会社から乗り換えての購入で、1万8016円引きの3,980円で購入できる施策が用意されています。
SIMフリーモデルと比較して、利用者にデメリットとなる差がある一方で、こうした部分が支障にならないユーザーには、ワイモバイル版A79 5Gは安価に購入できる選択肢となりそうです。
関連記事 : オッポ、OPPOスマホ付属品の『クリアケース』同梱を廃止
情報元(Source) 1 : OPPO A79 5G | オッポ
情報元(Source) 2 : OPPO A79 5G|スマートフォン|製品|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで