先月下旬にオッポが国内で販売しているOPPO Reno5 Aなど、2機種にAndroid 12へのバージョンアップが行われ、機能の変更や追加など、多数の変化が見られるようになりました。
一方でAndroid 11以前にはあった「SIMカードの切り替え」ボタンが、ColorOS 12への更新後コントロールセンター(通知パネル)上から削除されたことが分かり、デュアルSIMでの利用者からは改悪とも受け取れる仕様変更が施されています。
Android 11まで存在した『データSIM切り替え』ボタン
2つのSIMカードをデュアルSIM対応のOPPO製スマートフォンで使う場合、2枚のうち、インターネットなどに使用するデータ通信に使うSIMカードをユーザーが指定する必要があります。
例えば1枚目は通常時に使うデータメインのSIMカード、2枚目は速度制限や通信障害が起きたときの為に異なるSIMを入れ必要に応じて切り替える、といった使い方ができます。
この2枚のデータSIMの切り替えは端末の設定内からできるのですが、他これまでは通知パネル(コントロールセンター)のトグルから、ワンタップで入れ替えることができていました。
OSアップデートでトグルが消失
ただAndroid 12にアップデートしたOPPO Reno5 AやOPPO A54 5Gなどを確認しますと、この「データSIM切り替え」のボタンが廃止されていることが分かります。
トグルの配置を入れ替える編集モードで見てみても、Android 11まではあったデータSIM切り替えボタンは見当たりません。
これまでは通知パネルからワンタップで済んでいたものが、Android 12から利用者は切り替えの都度SIMカードの設定を開くことが求められるようになった形です。
「データSIM切り替え」今後の代替策はアプリ
Android 12で廃止されてしまったOPPOのデータ切り替えトグルですが、代替策としてはGoogle Play上に配信されている、切り替えを専門としているアプリを利用する手段があります。
例えば「SIM切替スイッチ ~ウィジェットでデータSIMを切り替え」というアプリでは、ホーム画面上にSIMのチェンジが可能になるウィジェットが配置できるようになります。
ただ本来はOPPO純正で賄えていた部分ですので、今後アップデートを通じて同トグルの復活などに期待したいところです。
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