OPPO Japanは現在、国内で販売しているスマートフォン及びタブレットに、Android 14(ColorOS 14)の配信を進めていて、対応機種は今後も拡大する見通しです。
Android 14では多数の新機能が追加されていますが、一部の機種ではバージョンアップしても新しい機能が利用できない『機能差』が生じていることが分かりました。
いくつかの新しい機能利用できず
ColorOS 14では新しい機能が追加されていますが、記事作成時点で「OPPO A77」でのみ、利用できない機能が複数あることを確認しています。
例えば標準搭載されている「写真」アプリにおいて、多数の機能が拡充されました。
そのうちの1つに被写体を長押しすることで切り抜き保存する機能が追加されています。
しかしOPPO A77では、ColorOS 14に更新していても、この機能が使えないようになっていることを確認しています。
具体的には長押ししても何ら反応がないため、被写体のコピーや保存などでの切り抜きが行えません。
このほか写真内の個人情報にAIを使って自動でモザイクを掛ける機能が追加されているのですが、こちらも機能差のあるモデル(A77)では『自動』モードが非搭載で、利用することができませんでした。
このほかColorOS 14では、特定の機能を利用しているときに、ディスプレイ上部のステータスバーに、大きくアイコンを表示する「Aqua Dynamic」という機能が追加されました。
例えば標準の時計アプリ「タイマー」を計測している場合は、タイマーの残り時間が表示されています。
例えばタイマーであれば、アイコン(Aqua Dynamic)を長押しすることで、タイマーの一時停止や終了をアプリを開かずとも実行できます。
しかしこの機能も現在「OPPO A77」でのみ利用できなくなっている状況です。
機能差はAndroid 13時代から残り続ける
こうしたAndroidバージョンアップ後に、特定機能が利用できないという事象は、遡れば2022年のAndroid 12(ColorOS 12)の頃から確認されています。
かつてはソフトウェア更新によって、機能差が解消されていましたが、OPPO A77については、Android 14になった現在も、Android 13時代の機能差が残っています。
例えばColorOS 13で追加された新しいウィジェットが、OPPO A77では利用できず、それはAndroid 14になっても利用できないままとなっています。
この新しいウィジェットが使えない事象については、OPPO A77の後継モデル「OPPO A79 5G」でも起きています。
新モデルでも機能が使えないところを見ると、Reno Aシリーズとの差別化などの狙いで、OPPO Aシリーズでは一部の機能が使えないようになっている可能性も考えられる所です。
今後増える対応機種ではどうなるか
現在国内モデルのOPPOで、Android 14(ColorOS 14)に対応するモデルは合わせて4モデルです。
いずれもソフトウェアアップデートを実施することで更新可能となっており、今後対応機種は拡大していく見通しです。
また今後発売される機種は、ColorOS 14が標準で搭載される可能性があります。
- OPPO Reno 10 Pro 5G : 全モデル
- OPPO Pad 2 : 全モデル
- OPPO A77 : 全モデル
- OPPO Find X3 Pro : SIMフリーモデル
今後「OPPO A79 5G」や「OPPO Reno9 A」もColorOS 14が利用できるようになると見られますが、ユーザーとしてはOSの新機能については、どのモデルでも利用できるようにしてほしい所です。
並びにOPPO A77へ、現在利用できない機能が今後開放されるのかも注目されます。
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情報元(Source) 1 : Discover ColorOS 14: A Smart and Smooth Mobile Experience | OPPO Global