OPPO「Android 14」対応モデルが相次ぎ拡大。現在計4機種でアップデート可能

OPPOが、国内で販売しているオッポ製スマートフォンおよびタブレットに、相次いでAndroid 14（ColorOS）へのソフトウェアアップデートを実施しています。

更新が開始されたのは昨年12月からで、そこから複数の機種が立て続けにバージョンアップ対象となっており、今後もAndroid 14対応機種は拡大していく見通しです。

2024年3月9日時点で、合わせて4機種で最新OSが利用できるようになっています。

2023年末から「Android 14」が配信開始

OPPOは、2023年12月にタブレットの「OPPO Pad 2」にAndroid 12へのソフトウェアアップデートを開始したのを皮切りに、スマートフォンを対象にAndroid 14へのバージョンアップを立て続けに行っています。

OPPO Pad 2のアップデート開始以降、「OPPO Reno 10 Pro 5G」「OPPO A77」「OPPO Find X3 Pro」の3機種にバージョンアップが行われており、2024年3月までアップデート続きとなりました。

うち「OPPO A77」は発売時Android 12を搭載する機種で、Aシリーズとしては史上初の2度目のOSバージョンアップが行われた機種となりました。

OPPO Find X3 ProはAndroid 11時代から通算3度目のOSアップデートとなり、国内向けのOPPO製品としては過去最多のバージョンアップが実施された形です。

なお2024年3月9日現在、配信の対象となっているのはSIMフリーモデルのみで、携帯電話各社から販売されている通信事業者モデルは対象外です。

現在アップデートが実施中のOPPOスマートフォンのうち2機種には、携帯電話会社で販売されている通信事業者モデルが存在しています。

SIMフリーモデルで既にAndroid 14が利用できる「OPPO Reno 10 Pro 5G」と「OPPO Find X3 Pro」ですが、いずれもキャリアモデルへは現時点でバージョンアップが未実装となっています。

OPPO Reno 10 Pro 5Gはソフトバンク、Find X3 Proはauから販売されています。

OPPOに限らず、キャリア向けモデルのAndroidスマートフォンは、携帯会社との調整などの関係で、SIMフリーモデルのアップデート実施から数日から数ヶ月ほど遅れて配信される傾向にあるため、今後の早期配信が期待されます。

例として「OPPO Reno7 A」は、SIMフリーモデル・au・UQ mobile版にAndroid 13が配信されてから半年以上経過しても、ワイモバイルモデルと楽天モバイル版には未配信の状況が続いています。

最新モデルのReno 10 Pro 5Gから、旧モデルのOPPO A77まで新旧問わずAndroid 14へのバージョンアップが進められていますが、今後もアップデートの対象となる機種は拡大していく見通しです。

日本でも販売されている端末において、現時点でOPPOがグローバル向けに公開している情報や、国内の通信事業者の発表などから分かっている、アップデート予定のモデルは次のとおりです。

OPPO Reno9 A

OPPO A79 5G

「OPPO Reno9 A」は、楽天モバイルが発表しているAndroid 14アップデート対応機種のリストに含まれており、楽天モバイルモデルは今後バージョンアップが行われることが確実となっています。

またオッポがこれまで、特定の通信会社向けモデルのみにアップデートを行った前例はなく、SIMフリーモデルやワイモバイルモデルへの配信も期待されます。

ことし2月15日に発売された「OPPO A79 5G」の初期搭載のAndroid OSバージョンはAndroid 13となっています。

前モデルの「OPPO A77」が既にAndroid 14への更新が行われていることを踏まえると、その後継機であるA79 5Gにもバージョンアップが実施される可能性は高いと推測されます。

またOPPOがグローバル向けに公開しているColorOS 14（Android 14）のアップデート予定リストにはOPPO A79 5Gの名前も含まれていることが確認できます。

一方でアップデートスケジュールは、あくまで海外モデル向けの情報であり、日本版にも配信されるかは現時点で不透明な状況です。

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