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「OPPO Reno11 A」と「OPPO A79 5G」の違いを比較。どちらを選ぶべき?

OPPO Japanでは、5万円以下のスマートフォンを2台発売していて、2万円台の「OPPO A79 5G」と4万円台の「OPPO Reno11 A」の2種類が用意されています。

どちらも同じOPPOブランドのスマホですが、価格が違う分、両機種には細かな違いが複数存在しています。

価格と特徴が異なるOPPOスマホ2機種の違いと、どちらを選べきなのかを見ていきます。

 

OPPO Reno11 AとA79 5Gの性能を比較

まずスマートフォン「OPPO Reno11 A」と「OPPO A79 5G」の性能・機能面における違いを比較します。

全体的に価格の高いOPPO Reno11 Aが高性能・高機能な仕上がりとなっていますが、部分的にOPPO A79 5Gのほうが優れているポイントもあります。

このため、OPPO Reno11 Aは各機能を抑えたスタンダートモデルOPPO A79 5Gは部分的な機能を削った低価格モデルという位置づけになっています。

各名称 OPPO Reno11 A OPPO A79 5G
価格 48,800円 29,800円
OS Android 14 Android 14
画面サイズ 6.7インチ 6.7インチ
内蔵ストレージ 128GB 128GB
SDカード
CPU Dimensity 7050 Dimensity 6020
RAMメモリ 8GB 4GB

外カメラ

 

超広角 : 800万
広角 : 6400万
マクロ : 200万

広角 : 5000万
深度 : 200万

内カメラ 3200万画素 800万画素
防水防塵 IP65 IP54
内蔵電池 5000mAh 5000mAh
高速充電 最大67W 最大33W
充電時間 最速で約48分 最速で約74分
生体認証 画面内指紋・顔 側面指紋・顔
重量 177g 193g
スピーカー モノラル ステレオ
イヤホンジャック
FeliCa/マイナンバー
劣化防止機能
AI消しゴム

 

 

端末本体の比較 : Reno11 Aのほうが軽量

まずはじめに、両機種の端末の筐体(本体)から違いを確認していきます。

両機種ともディスプレイの大きさは6.7インチとなっていますが、縦の長さはOPPO A79 5Gの方が縦に長くなってます。

左 : OPPO Reno11 A 右 : OPPO A79 5G

画面サイズが同じながら、本体自体はOPPO Reno11 Aの方が小さいのは、画面の下部の縁がA79 5Gの方が太いためです。

OPPO Reno9 A(左)の方が画面のベゼルが細くなっている

OPPO A79 5Gは液晶ディスプレイ、OPPO Reno11 Aは有機ELディスプレイであるため常時表示機能が利用可能となっています。

6.7インチは、スマートフォンとしては大型の部類に入ります。

人気の6.1インチディスプレイ搭載のスマートフォン(Pixel 7a)と比べると、両方とも一回り大きい印象を受けます。

左からReno11 A、Pixel 7a、OPPO A79 5G

同じ大きさではありますが、OPPO Reno11 Aのほうが軽量な作りとなっており、重量を抑えた機種を利用したいユーザーには、Reno11 Aのほうが魅力的に映るでしょう。

OPPO Reno11 Aが約177g、OPPO A79 5Gは約193gとなっていて、重量の差は約16gですが、数字以上に持ったときの感触は異なるように感じます。

両機種の外面上の大きな違いの1つとしては、有線イヤホンの接続口の有無が挙げられます。

OPPO A79 5Gでは、従来のイヤホンジャックが端末下部に配置されていますが、Reno11 Aでは有線イヤホンジャックが廃止されています。

このためReno11 Aでは、USB-C形式の有線イヤホンか、ワイヤレスイヤホンのどちらかを利用することになります。

OPPO Reno11 A(上部の端末)にはイヤホンジャックが備え付けられていない

このほか実用面に影響してくる相違点は指紋認証センサーの位置が異なります。

OPPO Reno11 Aはディスプレイ内蔵型となっているのに対して、OPPO A79 5Gは右側面の電源ボタンに指紋認証センサーが一体化されています。

Reno11 A(左)とA79 5G(右)の指紋センサー

 

スペックの違い : メモリとCPUでReno11 Aが優位

本体に次いで、スマートフォンそのものの使い心地に直結する性能面での違いを確認していきます。

スマートフォンの脳にも例えられるCPUは、両機種ともMediaTek製のものが採用されていて、OPPO Reno11 Aは「Dimensity 7050」、OPPO A79 5Gは「Dimensity 6020」を搭載しています。

スマホの性能を測定し得点として表すAntutu Benchmarkで比較したところ、OPPO Reno11 Aは589789点A79 5Gは392469点という結果が出ており、両機種の差は約19万点となりました。

アプリの起動速度を比べると、全体的にOPPO Reno11 Aのほうが概ね数秒程度早く先に動作しますが、2つを並べて比べなければ誤差の範疇であると感じます。

一方で「原神」をはじめとした3Dゲームアプリは、A79 5Gと比べてReno11 Aの方が安定してプレイすることができました。

原神のデフォルト画質設定はどちらとも「最低」

また顕著な違いとしてはメモリ数が挙げられ、OPPO Reno11 AのRAMメモリは8GB、OPPO A79 5GのRAMメモリは4GBとなっており、その差はちょうど半分となっています。

このRAMメモリは、机の作業スペースに例えられることが多く、メモリが大きいほど複数のアプリを立ち上げても他の起動中のアプリが落ちにくい利点があります。

OPPO Reno11 Aは2024年のAndroidスマホとしては平均的なメモリ数ですが、低価格モデルのA79 5Gは価格帯相応の若干物足りない数字です。

空きメモリの比較 A79 5G(右)は何もアプリを起動していない状態でも1GBを切る場合がある

OPPO A79 5Gでは、いくつかのアプリを起動したあとに、最初に起動したアプリに切り替えると、そのアプリが処理落ちしていました。

一方でOPPO Reno11 Aでは、複数のアプリを起動した状態でも、一定数まではアプリが処理落ちを起こすことなく切り替えることができました。

ここはスマートフォンの使い方によって評価が分かれるところで、逆に捉えれば、アプリを頻繁に切り替えるような場面が少ないユーザーであればA79 5Gでも十分事が足りるとも言えます。

 

機能面の差 : 充電時間や写真機能に違い

続いて両機種の機能面での違いを確認していきます。

まず機能という面での大きな差異は充電速度にあり、OPPO Reno11 Aで純正充電器を使うことで、最大67Wで最短約48分で100%まで給電することが可能です。

対するOPPO A79 5Gは最大33Wで最短約75分に抑えられています。

約2万円の価格差に対して、どれほどの充電速度を必要とするかも、機種を選ぶポイントの1つとなるでしょう。

両モデルとも充電器は同梱されておらず別売りとなっている

またOPPO Reno11 Aでは新たに生成AIを用いた「AI消しゴム」機能が搭載されています。

この機能を使うことで、写真内のオブジェクトを自然に取り除く事が可能で、オッポ版消しゴムマジックと言える機能です。

AI消しゴムは、国内モデルでは現時点でOPPO Reno11 Aでのみ利用することが可能な機能となっています。

Reno11 A限定機能の「AI消しゴム」

このほか防水機能の面ではOPPO Reno11 AがIP65等級の性能を有しているの対して、OPPO A79 5GはIP54等級と、Reno11 Aの方がワンランク高く異なる階級になっています。

またOPPO Reno11 Aはモノラルスピーカーを搭載しているのに対して、OPPO A79 5Gはステレオスピーカーになっており、A79 5GがReno11 Aに明確に勝っている数少ないポイントの1つになります。

 

カメラ性能の違い : レンズ数や写真の仕上がりが異なる

続いてカメラですが、見た目は似ている2機種のレンズ構成は異なるものとなっています。

OPPO Reno11 Aにはメインの広角カメラ(6400万画素)に加えて、超広角カメラ(4800万画素)、マクロカメラ(200万画素)の3つのレンズ備わっています。

OPPO A79 5Gにはメインの広角カメラ(5000万画素)と、深度計測用の200万画素のレンズが備わっていて、事実上シングルカメラとなっています。

以下両機種で撮影した写真の比較です。

 

両機種の写真の仕上がりに感じた点としては、まずOPPO Reno11 Aは肉眼で見たときと近く記録することができます。

OPPO A79 5Gは、Reno11 Aと比べて全体的に色が濃く着色されている印象で、好みは分かれるでしょう。

ズームは最大10倍まで対応していますが、最大倍率にした際の仕上がりはOPPO Reno11 Aのほうが綺麗な印象を受けます。

以下の写真は同じ位置から10倍ズームで撮影したものですが、A79 5Gでは一部看板の文字が潰れてしまっているのに対して、Reno11 Aでは内容を視認することができます。

どちらも同じ位置から10倍ズームで撮影

利用できるカメラ機能も異なります。

まずOPPO Reno11 Aでは超広角レンズで、広い範囲を収めることが可能となっていて、集合写真や巨大な建築物などを撮影するときに活用することができます。

同じ位置から 左 : 広角カメラ(A79 5G)で撮影 右 : 超広角カメラ(Reno11 A)で撮影

またOPPO Reno11 Aには、接写向けのマクロレンズが備わっています。

ただし画素数は200万画素と低く実用性は必ずしも高いとは言えません。

こうした場合はReno11 A・A79 5G共にズーム機能を使用することで、多くのシーンでReno11 Aのマクロレンズよりも綺麗に撮影することができます。

左がマクロレンズ 右が2倍ズームで撮影した紙幣
マクロモードでなくもズームで綺麗に近寄れる

 

選び方 : スマホに何を必要とするかで選択する2台

細々とした相違点は複数挙げられるものの、基本的な性能や機能面を見れば、そう大きな違いはありません。

まず目立つ違いは価格であり、OPPO Reno11 Aは4万8800円、OPPO A79 5Gは2万9800円と、その価格差は1万9000円です。(価格はいずれもSIMフリーモデル)

この2機種を選ぶ際には、スマートフォンの用途や必要とする機能などが明確になっているかが、分かれ道となります。

全体的にはOPPO Reno11 Aが万人向けモデルであり、広い層に対応できる一方で、スマホの使い道が絞られており、それらを考慮できる場合はA79 5Gも候補に上がってくることになります。

OPPO Reno11 Aの選び方

オッポのスタンダートモデルであるReno11 Aは基本的な機能を抑えたモデルで、あとから「この機能がほしい使いたい」となっても、概ね一通りカバーされているのが大きな利点となっています。

このためスマートフォンに求める機能や性能が明確になっていないユーザーへも、選択・勧めやすい総合力のある機種であると言えます。

Reno Aシリーズは全部入りの機種で基本的な機能が揃っている

このほか「一定以上のカメラ機能が欲しい」「充電を可能な限り短時間で済ませたい」「防水機能が高いモデルが望ましい」などといった場合も、OPPO Reno11 Aが候補に上がるでしょう。

また180gを切っている軽さや、同じディスプレイサイズながらA79 5Gより小柄であるなど、筐体そのものも1つの強みとなっています。

OPPO A79 5Gの選び方

低価格モデルであるOPPO A79 5Gは、Reno11 Aから、いくつかの機能や性能を削った作りと言え、価格を重視しておりスマホへの必要・不必要な要素が明確になっているユーザー向けの製品です。

例えばスマホの用途がLINEでの連絡やSNSや動画視聴など、比較的用途が限られているユーザーであれば、A79 5Gでも概ね不足なく利用できるでしょう。

本記事で取り上げた通り、Reno11 Aと比べると防水やカメラなどの一部機能や性能など、いくつかの部分が削減されているため、それらに留意して購入する必要があります。

逆に言えばA79 5Gの仕様でも支障なく使えると判断できる場合は、出費を抑えた必要十分に足りる選択肢となりえます。