2020年6月に発売されたスマートフォン「OPPO Reno3 A」は、ワイモバイルやUQモバイルなどで販売され、今なお多くの利用者がいます。
しかし今年6月30日をもって、OPPO Reno3 Aのサポートが終了される予定となっています。
まもなく4年前の機種となるReno3 Aは、今後いつまで実用的に使うことができるのでしょうか?
2024年6月30日をもって修理受付が終了
OPPO日本法人のオウガ・ジャパンは、OPPO Reno3 Aの修理サポート終了日を2024年6月30日であると公表しています。
またサポート終了前であっても、修理部品の在庫状況によっては受け付けることができない可能性があるということです。
なお2024年6月30日にサポートが終了するReno3 AはSIMフリーモデルとなっており、通信事業者モデルでは終了時期が異なります。
- UQモバイル : 2025年2月28日
- ワイモバイル : 2025年6月
修理受付という観点でのサポート期間が最も長いのはワイモバイルモデルです。
バッテリーの交換を含み端末を修理に出したい場合は、SIMフリーモデルの利用者は6月30日まで、通信事業者モデル利用者は長くとも2025年6月までが期限となるため、早めの対応が求められます。
OS更新のサポートは事実上終了
続いてスマートフォンを使う上で対応アプリなどに関わるOSバージョンについてですが、OPPO Reno3 Aは記事作成時点でAndroid 11(ColorOS 11)までがサポートされています。
オッポ側からアナウンスはないものの、Android 12(ColorOS 12)以降のバージョンが提供されていないことから、OS更新のサポートは事実上終了したものと見られます。
またセキュリティアップデートも2022年9月を最後に実施されていない状況が続いており、セキュリティ面に不安が残るところです。
後継機を見ますと、現在「OPPO Reno5 A」はAndroid 12、「OPPO Reno7 A」はAndroid 13までサポートされています。
数年間は使い続けられる?
2024年6月から2025年6月にかけて前モデルで修理サポートが終了し、Android 12以降はサポートされていないReno3 Aは、いつまで使えるのでしょうか?
まずサポート終了後直ちにReno3 Aが使えなくなるということはなく、終了後も端末自体はそのまま使い続けることが可能です。
一方でAndroidバージョンは3世代前の11となっており、まだ数は少ないものの動作条件がAndroid 12以降となっているアプリをインストールすることができません。
日本に主要アプリで見ますと、「LINE」は9年前にリリースされたAndroid 6.0以降を最低動作対象としており、今後数年間は対応しなくなるということは起きづらいと考えられます。
ただ今は使えているアプリでも、アップデートを機に対応端末が変更されることがあるため、いずれは使えなくなるアプリが出現することに留意する必要があります。
既にOPPO Reno3 Aで利用することができないサービスも出現し始めています。
例えばJR西日本が提供する「モバイルICOCA」はReno3 Aでは非対応となっています。
また政府が提供するマイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載する機能(スマホ用電子証明書)は、後継機種のOPPO Reno5 A以降の対応となっています。
このほか、楽天が提供する決済アプリ「楽天ペイ」のタッチ決済機能は、Reno3 AにおいてはNFC性能が十分でないことを理由に非対応となっています。
いつどのタイミングのスマートフォンを買い替えるかはユーザーによって意見が別れます。
今後も使い続けるユーザーで、修理やバッテリー交換を検討している場合は利用しているモデルのサポート終了日までに修理の依頼をする必要があります。
買い替えを検討しているユーザーは、「OPPO Reno9 A」か「OPPO A79 5G」あるいは型落ちとなり価格の下がっている「OPPO Reno7 A」などが候補に上がるでしょう。
関連記事 : 「OPPO A79 5G」と「OPPO Reno9 A」の違いを比較。どちらを買うべき?
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