楽天モバイルでは、条件を満たすことで低価格スマホ「Galaxy A23 5G」を2万円引きで販売しており、元の価格から差し引いて6,400円で購入できるようになっています。
一方でGalaxy A23 5G自体は2022年に発売された2年前のモデルです。
本記事では2万円オフになっている2年前の格安スマートフォンが2024年でも実用できるかレビューします。
- 2万円引きになっている楽天のGalaxy A23 5G
- 5.7インチの小柄な筐体
- 2年前のモデルながらAndroid 14対応
- 2024年モデルにも劣らない程度の性能を搭載
- カメラ機能は必要十分程度
- 2024年も使える性能 楽天なら「2万円OFF」
2万円引きになっている楽天のGalaxy A23 5G
まず楽天モバイルでは、対象のスマートフォンの割り引きキャンペーンを実施していて、Galaxy A23 5Gは対象モデルの中で、割引後の販売価格が最も安い機種となっています。
楽天モバイル版Galaxy A23 5Gの通常価格は2万6400円で、楽天モバイルへの申し込みでキャンペーン割り引きが適用され、2万円OFFの6,400円で購入できる状況となっています。
このキャンペーンの反響は大きく、現在楽天モバイルでは「Galaxy A23 5G」が全色とも売り切れとなっています。
一方で楽天モバイル公式 楽天市場店で、端末単体で定価販売されているGalaxy A23 5Gは在庫が残っているため、今後の補充が待たれるところです。(2024年3月18日時点)
本記事ではauモデルを用いてレビューしていますが、端末の性能など仕様は概ね楽天モバイル版と同一です。
5.7インチの小柄な筐体
スマートフォンの大型化が進み、各社は軒並み6.4インチを超える大画面ディスプレイを搭載するスマートフォンを発売しています。
Galaxy A23 5Gはそうした流れの中で、5.7インチと、現行モデルとしては小型な機種に分類されるサイズです。
6インチ以下の機種は数が限られており、現在販売中のものではiPhoen SE(第3世代)・AQUOS Wish3・arrows Weなどが挙げられます。
小型スマホの代表的な機種「iPhone SE」と比べやや大きく、6.1インチの人気モデル「Pixel 7a」よりは小さく、両機種の中間に当たるサイズです。
重さは168gと、200gを超えるスマートフォンも多いでは軽量な方に当たります。
競合機種の1つ「OPPO A79 5G」は194g、「Redmi 12C 5G」は200gと、多くの機種が190gを超えている中で小ぶりな印象です。
サイズや重量の長所が目立つ一方、実用上問題ありませんが、画面の縁が他の機種より太いところが目立ちます。
端末側面には指紋認証センサーを備えた電源ボタンと音量ボタンが配置。指紋認証の精度は良好です。
また指紋認証だけでなく顔認証も利用可能です。
2年前のモデルながらAndroid 14対応
2〜4万円台のスマートフォンにおいては、OSバージョンアップの実施回数が1回程度しか配信されない機種も過去に多くありました。
一方でGalaxy A23 5GではAndroid 14のソフトウェア更新が行われることが決定しています。
楽天モバイル版には、2024年2月15日よりアップデートの配信が行われています。
Android 15以降のOSサポートについては明らかにされていませんが、Android 14であれば今後数年間は大手企業のアプリがOSバージョンを理由に対応しなくなるなどの事態に直面する場面も少なく利用できるでしょう。
もっともGalaxyだけでなく、OPPOなども2年前のモデルにAndroid 14の配信を行うなど、低価格機種にも2回以上のアップデートを行うようメーカーも増えており、今後は廉価モデルでもサポート期間の延長が期待されます。
2024年モデルにも劣らない程度の性能を搭載
Galaxy A23 5Gは2022年秋にリリースされたモデルで、現在楽天モバイルでは2万円引きの在庫処分同然の価格で取り扱われています。
一方で昨今の原材料費の高騰などにより、2〜4万円台のスマートフォンの性能は数年間頭打ちの状況にあって、本機種は現行の価格の近い機種と比べても見劣りしない性能を有しています。
スマートフォンの性能を計測し点数を数値化するベンチマークアプリを試したところ、2024年2月発売の「OPPO A79 5G」(29,800円)に匹敵するスコアを出しています。
キャンペーンとはいえ6,400円で購入可能な機種が、1万円台の現行モデル(Redmi 12C)よりも高い結果を見せました。
この35万点程度の性能を持つスマートフォンでは、SNSの閲覧や投稿やLINEなどでの連絡等の高い性能を要さない使い方であれば問題なく使える水準となります。
一方で3Dゲームなど一定以上の処理性能が必要なゲームでは、軽快なプレイは期待できません。
またストレージ容量は64GBと現行モデルのOPPO A79 5GやRedmi 12 5Gと比べ少なく、空き容量には留意する必要があります。
このほか防水性能はIP68等級と最も高い水準となっています。
OPPO A79 5GはIP54、Redmi 12 5GはIP53と、いずれも防滴程度に留まっています。
低価格帯モデルでは防水機能自体が無い機種も多く、目立たないながらも本機種の大きな特徴の1つです。
カメラ機能は必要十分程度
続いてカメラを見てきます。
レンズは1つのみと、2つ以上のレンズを備える機種が多い中でシンプルな構成と言えます。
太陽の出ている屋外や光量が十分に確保された屋内では、大きな不満なく撮影ができました。
ズームは最大10倍まで対応していますが、仕上がりは粗くなるため、最大倍率で活用できるシーンは限定されそうです。
暗所は「夜景モード」を組み合わせることで、通常モードと比べ鮮明な仕上がりとなります。
他のスマートフォン(OPPO A79 5G)との比較です。他機種と比べて高い彩度で撮影できる印象を受けます。
2024年も使える性能 楽天なら「2万円OFF」
2年前のモデルながら他社現行モデルにも見劣りしない「Galaxy A23 5G」は、現在でもユーザー次第では十分実用できるスマートフォンと言えそうです。
数年前までの低価格機種では、おサイフケータイや防水機能がない機種が多く、デメリットになっていましたが、A23 5Gでは一通りの機能に対応しているのも強みです。
さらにAndroid 14も利用可能になるため、今後数年間はアプリが対応しなくなるなど、ソフトウェア上の制約に当たることも少ないでしょう。
一方で2024年ではディスプレイサイズは小さい部類に入り、モノラルスピーカーである点などは、利用者によっては現行モデルと比べ劣って見える部分となりえます。
もっとも本機種は楽天モバイル回線の申込みと同時に購入することで20,000円引きとなります。
値引き後の販売価格は6,400円となり、6,000円台となればいくつかのデメリットにも目を瞑れるというユーザーも一定数いると考えられます。
また2回線目以降の申込みであっても値引きの対象となるため、例えばスマホの扱いが心配な子供に持たせる連絡メインの機種にするなど、幅広い用途に対応できそうです。
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