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オッポ専務、OPPOが日本から「撤退」するという話に言及

OPPO Japan(オウガ・ジャパン)で専務取締役を務める河野謙三氏は、先月28日に開催した「OPPO 2023 新製品発表会」のなかで、一部で聞かれるオッポが日本から撤退するのではないかという噂話に対して言及しました。

 

OPPO専務「どこから撤退なんて話が出てくるんだろう」

OPPO Japan 河野専務取締役(写真左)

OPPO 2023 新製品発表会に登壇した河野専務は、新製品の発表前に、日本におけるOPPOの現状について報告しました。

そのなかで2年間にわたり製品ラインナップ(ポートフォリオ)を絞って展開を行っていたことについて触れます。

これについて様々な声があるとし『OPPOは日本から撤退するんじゃないか』という旨の発言をしている方も見受けられると、撤退の噂話について言及しました。

そうした声が河野専務の耳にも届いているした上で、『不思議ですね どこから撤退なんて話が出てくるんだろう』と思っていると、撤退話に否定的な見解を示しました。

それに続き「私たちOPPOに強い関心を持ってくださっているんだと、ありがたく受け止とめております」と、そうした一部ユーザーの声を肯定的に考えていることを明らかにしました。

 

過去には撤退の危機があったことも

こうした撤退の噂話は一部SNSのスマートフォン好きのユーザーなどの間で出ていて、背景には河野専務が発表で触れていたように、製品戦略を絞っていたことが背景にあります。

2021年までOPPO JapanはRenoシリーズやFindシリーズなど高価格帯モデルの機種を投入していましたが、2022年以降は中価格帯シリーズのReno Aシリーズと、廉価モデルのAシリーズのみの展開に留まっていました。

こうしたOPPOの展開を「不調ではないか」と捉えた一部のスマホファンなどで、撤退の噂話しが浮上し、河野専務が言及することになりました。

Renoシリーズは2020年、Findシリーズは2021年を最後に新機種が滞っていた

一方でOPPO Japan自体は過去に日本市場からの撤退の危機を迎えていたことが、2021年にメディアの取材に応じた河野専務より明らかにされています。

それによりますと、2018年に発売した「OPPO R11s」などのモデルが売れずに終わり、参入から1年経たず撤退の可能性があったといいます。

しかし翌年に発売した「OPPO Reno A」にヒットによって、幸いにも撤退は免れることになり、Reno Aの後継機は国内売れ筋のAndroidスマートフォンになっています。

ピンチだったOPPOを救ったReno A。 総開発費は10億円にのぼる

 

今後は再びスマホを多角展開すると宣言

撤退の噂話に続き河野専務は、「製品ポートフォリオ(ラインナップ)戦略の変更を皆様にご案内します」とし、再び日本で積極的な展開を進めていく意向を明らかにしました。

その皮切りとなる新製品が、発表会にてリリースされた「OPPO Reno 10 Pro 5G」です。

Renoシリーズの新モデルは、2020年発売の「OPPO Reno3 5G」以来3年ぶりで、現行モデルOPPO Reno9 Aの上位モデルに当たります。

2年間、比較的購入しやすい価格帯の製品で展開を行っていたOPPOですが、撤退話を振り切るほどの今後の国内展開に期待したいところです。

 

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