OPPOのスマートフォンは国内ではSIMフリー以外でも、楽天モバイルなどといった通信事業者でも販売されています。
そして楽天等一部の販路のOPPO製スマホには、通常のSIMフリーモデルとは異なり、販売者によるカスタマイズが施されています。
今回はオッポ端末における、通常モデルと楽天モバイル版の違いを比較・紹介します。
外装は全く同じ
まず端末の筐体・本体についいてですが、コチラはまったくもって同一の仕様となっています。
今回は人気の「Reno A」と楽天版となる「Reno A 128GB」を用意しています。
そしてサイズに重さなど寸法やディスプレイの大きさなどは全く同じで、ケースや画面保護フィルムを流用することが可能。
これはReno Aのみでは無く、他のモデルも同じです。
ただ楽天版と通常モデルで違いを確認できるのはソフトウェア面です。
ソフトウェアにいくつかの違い
外装では違いを判別できない楽天モバイル版ですが、一方でソフト面の仕様が少々異なります。
まず一番に見られるのは起動時の画面表示で、SIMフリーモデルとは異なり電源を投入するとロック画面に移行するまでに『Rakuten』と映し出され、楽天モバイルのスマートフォンであることが強調されます。
そして違いは起動画面のみではなく、プリインストールアプリにも違いが存在しています。
SIMフリー版ではOPPO純正にGoogle関連、その他ブラウザなどその量はそれほど多いとは言えない所。
しかし楽天版においてはこれに加えて、「Rakuten Link」や楽天モバイルが利用を促すアプリが多数インストールされています。
こう比較しますと改めて楽天モバイル版は非常に多くのアプリがデフォルトで取り込まれていることが確認できます。
「TikTok」や「NAVITIME」などといった人気アプリも搭載されていますが、幸いにも多くのアプリがアンインストールが可能で、自身で削除すればSIMフリーモデルに近い環境することもできます。
ソフト面での大まかな違いはプリインストールアプリ程度で、他の基本的な仕様は同じで、両者とも同じくAndroidをベースとする「ColorOS」を搭載しており、使い勝手に大きい差違は殆どありません。
アップデート頻度には大きく差が生じる
ソフトウェアでも違いは一部プリインストールアプリの有無などについてですが、この仕様の影響か、実はアップデート配信の頻度が大きく異なります。
例えば今回取り上げている『OPPO Reno A 128GB』では、まずSIMフリーの通常モデルが凡そ1ヶ月の周期で更新の提供が行われています。
対する楽天モバイルモデルにおいては、SIMフリー版と比較するとその回数は少ないと言えます。
2020年10月の発売から通常モデルでは、ほぼ毎月のペースでアップデートが提供されていますが、楽天版は2020年8月30日時点で計6回アップデートが行われており、その差は明らかです。
この違いで生じる問題として上げられるのは、例えば仮に不具合が発生したとして、その修正がSIMフリー版より遅れを取る可能性などといったものが考えられます。
スペックが異なる機種も
またソフト・アップデートで違いがあるだけでなく、スペックにも違いがある機種も存在しています。
現時点では『OPPO Reno A』のみでの仕様ですが、通常モデルでのストレージ容量は64GBですが、楽天モデルのみ128GBの大容量になっています。
画像上部の『合計容量』をご覧いただければ分かりますが。楽天モバイルモデルは128GBと通常版と比べワンランク上の仕様です。
まとめ・雑感
楽天モデルと通常モデルが入り交じるOPPOですが、具体的な違いの多くはソフトウェアにありました。
『OPPO Reno A』に限っては楽天版の方がストレージ容量が128GBで選択の余地はありますが、更新の頻度などの観点から見て「OPPO A5 2020」など他の機種においては通常版を購入するほうが得策と言えそうです。
ただセール・キャンペーンなどで安く買える機会に巡り会えば、販売価格や還元次第で楽天版も有力な選択肢となるでしょう。
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