オッポ「OPPO A79 5G」を発表。他のOPPOスマホから変える価値は

OPPO日本法人のオウガ・ジャパンは「OPPO A79 5G」を国内市場に投入することを正式に発表しました。

価格は2万9800円で、Aシリーズの旧モデルで長らく非対応だった「おサイフケータイ」を初めて搭載します。

また前モデルでは旧機種からのスペックダウンが指摘されていましたが、A79 5Gでは機能だけでなく性能も順当に向上しています。

日本版「OPPO A79 5G」発表

OPPO Japanは、2024年2月15日より「OPPO A79 5G」を国内市場で発売することを明らかにしました。

SIMフリーモデルの価格は2万9800円で、このほか楽天モバイル・ワイモバイルからも販売されます。

本機種では、これまでRenoシリーズのみに採用されていたおサイフケータイ機能が初めて搭載されたほか、マイナンバーカード機能にも対応し、2万円台の機種ながら機能が拡充されているのが注目ポイントです。

国内版のカラーバリエーションは、グローグリーンとミステリーブラックの2色展開です。

重量は193gで、各社スマートフォンの重量化が進む中、前モデルより重くなったものの200g切りを維持しています。

CPUにはMediaTek製の「Dimensity 6020」を搭載し、大きなスペックダウンが指摘された旧モデル（OPPO A77）から処理性能が大きく向上しています。

このほか前機種で一度廃止された5G通信機能も復活しています。

実行メモリは4GB、ストレージ容量は128GBを備え、別売りのMicro SDカードも取り付け可能です。

OPPO A79 5Gの販売価格は2万円台と、現在販売されている最新モデルの中では最安機種となります。

一方で2万円台ながら、4万円〜8万円台のReno Aシリーズ/Renoシリーズより優れているところが複数見受けられます。

まず目立つのは充電速度で、上位モデルのOPPO Reno9 A（4万6800円）の充電速度は最大18Wに留まっているのに対し、価格差のあるA79 5Gでは33Wの急速充電に対応しています。

オッポは30分間の充電で約50%まで充電できるとしています。なおOPPO A79 5Gには充電器が付属しておらず、別途対応する充電器を用意する必要があります。

それだけでなく、8万円台の「OPPO Reno 10 Pro」でさえも搭載されていないステレオスピーカーが、2万円台のA79 5G採用されているのも大きな注目点と言えます。

これまでもAシリーズの一部モデルで、ステレオスピーカーが搭載されていましたが、おサイフケータイが利用できない点などがデメリットとなり、利用者を別けるポイントとなっていました。

OPPO A79 5Gでは、そうした弱点が克服されており、ユーザーとしては機能面での差が縮まり、選択肢が増えることになりました。

「OPPO A79 5G」は、従来のAシリーズの製品を利用していたユーザーだけでなく、おサイフケータイを理由にReno Aシリーズを選んだ利用者にとっても、乗り換え先の候補となりそうです。

OPPO A77以前のAシリーズの機種を利用しているユーザーで、おサイフケータイやマイナンバーカード機能を使いたいユーザーであれば、一定のスペックアップと機能性の向上が見込めるでしょう。

一方でOPPO Reno Aシリーズからの乗り換えからでは、大きなスペックの向上は望みにくく、更に防水性能がIP54に下がるため、注意が必要です。

またReno Aシリーズだけでなく、Aシリーズの「OPPO A54 5G」や「OPPO A5 2020」からの乗り換える場合は、超広角カメラが利用できなくなるなど、カメラ面での部分的なスペックダウンも生じることに留意する必要があります。

「OPPO A79 5G」は従来機種から機能面が拡充されたものの、上述のように廉価モデルとして防水性能やカメラ性能のコストカットも行われています。

ある程度スペックアップしたい・カメラ性能を下げたくない・防水性能は必要というユーザーは、型落ちで値下がりしている「OPPO Reno7 A」なども視野に入れて検討したいところです。

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情報元（Source） 2 : OPPO A79 5G | オッポ