OPPOスマートフォンの一部機種で、ソフトウェアアップデートのインストール後、カメラの設定が利用者に問われることなく変更されるようになっています。
写真の保存先をSDカードにしている場合、アップデート後は保存先が本体ストレージに自動で変更されるため、利用者は更新後に切り替える必要があります。
最新のアップデートで保存先が自動で変わる
OPPO Reno5 Aなど、一部のオッポ製スマートフォンでは、最新のソフトウェアアップデートのインストール後、写真データの保存先が本体ストレージに変更されるようになっています。
この現象は、Micro SDカードを保存先に指定している場合に発生することが、複数の利用者が投稿した報告から確認されています。
OPPO A54 Android12のアップデート後? 急にカメラの保存先がSDじゃなくなって困ってたけど、
— とおかし (@oyasaitoniku) April 2, 2023
設定→デバイスについて→ストレージ→SDカード→の↓各アプリのファイル保存先みたいなとこで設定できた…!
ワタシには見つけられなかったけど、コレオンラインマニュアルに載ってたのかな?
一部機種で、SDカードに保存させる設定項目が、カメラアプリ内から削除されたことによる影響とみられます。
このため、更新後は端末設定の「デバイスについて」→「ストレージ」→「SDカード」から、撮影データの保存先をSDカードに手動で切り替える必要があります。
気付かず撮影した写真はSDに移動可能
この変更について、OPPO側はソフトウェアアップデートの説明文に記載していないため、保存先が変わったことに気付きにくいものとなっています。
更新後、変更を知らないうちに、本体ストレージ内に保存してしまった場合は、つぎの手順で写真のデータはSDカードに移動することができます。
まずストレージ設定内にあるSDカードの項目を開いて、「データを SD カードに移行する」をタップします。
つぎに転送する写真・動画のデータを選択します。端末内にある全データをSDに移すこともできますが、時期から選択できるほか、個別に選ぶことも可能です。
選択後、画面下部にある『転送開始』を押すことでSDカードへデータが移され、「転送が完了しました」と表示されれば移行終了です。
突然の仕様変更
OPPOに限らず、十分な告知がないまま、仕様変更に踏み切るメーカーは多々あります。
しかし今回のような、データの保存先などに関する変更はアップデート前に、あらかじめ案内しておいてほしいと思うところです。
転送機能が用意されていますが、断りのない変更で、ユーザーの手間が増えることになります。
なぜこのような変更に踏み切ったのかは定かではありませんが、Googleフォトやオッポが提供するOPPO Cloudへの誘導などの理由も考えられそうです。
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