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後継機より高性能。OPPOの型落ちスマホを今レビュー

OPPOは毎年スマートフォンを発表していて、基本的には前モデルから性能の向上が図られています。

一方で昨年発売されたOPPO A77は、旧モデルである「OPPO A55s 5G」からCPUスペックが大きくダウンしています。

その結果後継機より高性能なスマホになった旧モデル「OPPO A55s 5G」をレビューします。

 

OPPO A55s 5G : 後継機より軽量なボディ

本記事で取り扱う「OPPO A55s 5G」は2021年11月に発売されたスマートフォンで、ことしで販売開始から2年を迎える旧モデルです。

携帯電話大手では、楽天モバイルとソフトバンクの2社で販売されています。

上述している通り後継機種が発売されたことにより型落ちモデルになりましたが、新モデルより性能が高い機種です。まずはA55s 5Gの筐体からみていきます。

OPPO A55s 5Gにはグリーンとブラックの2色が販売されており、今回はグリーンをレビューします。

iPhone Maxシリーズと同程度の6.5インチのディスプレイを搭載しており、ほかのOPPOスマホと比べると平均的なサイズ感です。

大型ディスプレイを搭載しつつ大きさは公称値178g(筆者が計測した実測値は182g)と抑えられていて、後継モデルのOPPO A77(公称値 : 185g 実測値 : 187g)よりも軽く作られている点も特徴です。

他機種とのサイズの比較です。左から後継機のOPPO A77、A55s 5G、iPhone 13です。

後継機より僅かにコンパクトで、後継機A77が光沢のある鮮やかなデザインなのに対してA55s 5Gは落ち着いた素朴な印象を受けます。

中央がOPPO A55s 5G

2022年モデル以降のOPPOスマートフォンでは、平面が基調となったスクエア型のデザインが採用しています。

一方A55s 5Gは2021年発売の旧モデルであるため、丸みを帯びた1世代前のデザインとなっていて、持ち心地は大きく異なる印象です。

 

後継機よりスムーズに動作する実性能

OPPO A55s 5GのCPUには「Snpapdragon 480 5G」が搭載されていますが、これは後継機に搭載されているCPUより処理性能が高いものになります。

またSnapdragon 480 5Gは2023年も搭載する機種が発売されるなど、ライトな用途であれば実用できる程度のスペックを有しています。

動作の面で後継機と比べると、アプリをより早く起動することができ、スクロールしたときにはA77よりスムーズに動作する様子が確認できます。

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この性能差は特に一定以上の処理性能を要するゲームアプリでは顕著になりやすく、ラグが多く見られる後継機に比べ、A55s 5Gは低価格機種相応の動作を見せます。

後継機はプレイを開始するボタンをタップしてから数十秒以上経過してからゲームがはじまるシーンもみられました。

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スマートフォンの性能を数字として視覚化することができるベンチマークアプリを用いいて、OPPO A55s 5Gと後継機の性能測定を行いました。

測定結果はOPPO A55s 5Gは374336点と、2022年発売の価格帯が近い他社製スマホ(Xiaomi Redmi Note 11)と同等程度の数値を出しました。

一方後継機OPPO A77は154441点と、5年前に発売されたOPPOの低価格帯スマホ相当のスコアで、OPPO A55s 5Gが後継機より高性能であることが確認できます。

ほかカメラは明るい環境下ではOPPO A55s 5Gの方が鮮やかで、肉眼で見たときに近い仕上がりです。

後継モデルはやや冷色寄りの色づくりに感じられます。

新旧の色づくりの違いが大きく出た

暗い環境下ではOPPO A55s 5Gでは全体的に明るく撮影できますが、細部を見ますと、A55s 5Gは一部潰れてしまっている部分が見られます。

一方OPPO A77は旧モデルより暗めな仕上がりであるものの、看板の文字が識別できるように撮れるなど、後継機として進化している箇所もみられます。

 

防水性能も高い

OPPO A55s 5Gは防水防塵性能に対応していて、防水防塵レベルを示す単位「IP」ではIP68ともっとも高い性能を有しています。

IP68ではデバイス内に粉塵が侵入せず、継続的に水没してもスマホ内が浸水しないとされています。

一方後継機でこの防水防塵性能がIP54にダウンしていて、特に防水性能が大きく後退しています。

水回りので利用が多いなど水没故障のリスク高いユーザーは、旧モデルA55s 5Gのほうが安心して利用することができるといえるでしょう。

 

後継機に劣る部分もいくつか存在

後継機に比べてOPPO A55s 5Gの方が主に性能の面で勝っている点を取り上げましたが、一方で旧モデルのほうが劣っている、後継機の進化点も存在します。

まずはバッテリー周りで、OPPO A77では電池パックが5000mAhと大容量化したほか、旧モデルで非対応であった高速充電に対応しました。

またA77の充電速度は、最新モデルReno9 Aをも上回る33Wとなっていて、国内で販売されている現行モデルのOPPOなかでは最速となります。

つぎに生体認証の面で、OPPO A5s 5Gは顔認証のみの対応となっていましたが、OPPO A77では新たに指紋認証に対応しています、

指紋センサーは端末右側面に配置されている電源キーとの一体型で、電源ボタンに触れるとの同時に解錠されるようになっています。

ことし3月から政府の方針でマスクが個人の判断に委ねられるようにはなり顔認証が再度活躍できるようになりましたが、画面に顔を向けずとも解除できるため利便性は高いと言えます。

指紋センサーは電源ボタンに内蔵

ほかAndroid 13へのバージョンアップに対応している点もOPPO A77が勝っている点です。

旧モデルOPPO A55s 5Gは現時点でAndroid 12までのバージョンアップしかサポートされておらず、Android 13以降に対応するかは明らかにされていません。

一方セキュリティの改善を行うマイナーアップデートは継続して行われています。

OPPO A77は最新のAndroid 13に対応している

 

後継機より安く購入できるときも

旧モデルA55s 5Gと比べ、後継機ながら性能に開きがあるOPPO A77。いまも旧OPPO A55s 5Gは継続して販売されています。

OPPO A55s 5Gの価格は29,800円で、OPPO A77はスペックダウンの影響か新機種ながら安くなっていて24,800円で販売されています。

しかし5,000円予算を足せば性能に大きく差があるOPPO A55s 5Gを購入できることから、あえて旧モデルを選択するユーザーも一定数いると推測されます。

一方指紋認証や高速充電機能など後継モデルのほうが勝っている点もあるため、処理性能を重視するユーザーは旧モデルA55s 5G、機能面を重視するユーザーは後継A77といった棲み分けになりそうです。

A55s 5G搭載のCPUは今年に出たスマホにも採用されている

なおセール時にはOPPO A55s 5GがOPPO A77の定価より安価に購入できる場合もあります。

これからの購入を検討しているユーザーは、OPPO公式 楽天市場などで実施されるセールなどのキャンペーン期間中を狙ってみるといいかもしれません。

 

OPPO A55s 5G:OPPO公式楽天市場店

 

関連記事 : 「OPPO A77」が11月になってフリマアプリに大量出品

参考1 : OPPO A55s 5G | オッポ

参考2 : OPPO A77 | オッポ

参考3 : スマートフォン機能比較表 - OPPO公式 楽天市場店