スマートフォンで写真を撮影する際に、例えばガラス越しに外の景色を撮ると室内の様子が反射するなど、意図しない『映り込み』が発生することがあります。
OPPO製品では、Android 15(ColorOS 15)は、こうした映り込んでしまう反射をAIを使って削除できる機能が利用できるようになりました。
この記事では「反射除去」機能の効果と、その使い方について解説しています。
映り込みを「除去」するAI新機能
ColorOS 15を搭載するOPPOスマートフォンにおいて、はじめから搭載されている「写真」アプリに、複数のAI新機能が新たに備え付けられています。
その1つが『反射除去』機能となっており、その名前の通り、写真内に意図せず映り込んでしまう反射した部分をAIを使って自然に削除することができる機能となっています。
現時点では対応端末であれば無料で利用が可能で、本機能を使って写真内の反射の映り込みを削除した画像が以下のものとなります。


この写真は列車内から外の風景を撮影したものですが、外が暗くなり始めていることにより、車両内の電灯や設備などがうっすら反射して映り込んでしまいました。
そこにOPPOの「反射除去」機能を使用したところ、まず目立っていた電灯の明かりなどは、かなり自然に削除されていることが分かります。
目を凝らせば完全に削除しきれていない部分もありますが、その箇所もひと目見ただけではない分からない程度に、目立たないようになっています。
完全には消えなかったものの、目立ちにくくなっている(画像下)
反射除去機能の利用方法



① 「写真」アプリを起動し、反射を除去したい写真を開いて『編集』ボタンをタップします。
なお写真内に反射が検出された場合は、この画面で『反射除去』ボタンが表示されることがあります。
② 「AI エディター」を押してください。
③ 『反射除去』をタップすると、AIによる画像編集が開始されます。
通常であれば数十秒ほどで除去作業が完了します。
他にもある写真に関するAIの新機能
ColorOS 15では生成AIに関する機能が大幅に強化されており、写真アプリには「反射除去」機能の他に、『AI消しゴム2.0』『鮮明度強化』『ぼけ除去』の、合わせて4つの新機能が搭載されています。
OPPO以外の機器で撮影された写真にも使用できるので、古いスマホで撮った写真などにおいても品質向上に役立てることができるでしょう。
一方で対応機種は限定的は範囲に留まっています。現在反射除去機能を利用できる製品は、「OPPO Find X8」「OPPO Reno11 A」「OPPO Reno10 Pro 5G」「OPPO Pad 2」の3モデルのみです。
今後対応機種の拡大が待たれます。
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